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バイオマテリアルの新規基盤構造への応用を目指したアミロイド線維の伸長制御法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 20K22628
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0701:分子レベルから細胞レベルの生物学およびその関連分野
研究機関京都大学

研究代表者

野地 真広  京都大学, 人間・環境学研究科, 特定研究員 (20882723)

研究期間 (年度) 2020-09-11 – 2021-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2020年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード蛋白質工学 / バイオマテリアル / アミロイド線維
研究開始時の研究の概要

蛋白質凝集物の一種であるアミロイド線維は、アルツハイマー病などの疾患との関連が有名であるほか、バイオマテリアルの基盤構造としても注目されている。本研究ではアミロイド線維を用いたバイオマテリアルの新規基盤構造の確立を目的として、伸長した線維同士が更に二次元的に連結して伸展していくようなギミックの実現、ならびに反応のコントロールを目指す。そのための手法として、線維の部品となる蛋白質自体のデザインと、様々な条件下での反応の観察を行う。

研究実績の概要

蛋白質が形成する「アミロイド線維」は、機能性バイオマテリアルの基盤構造としての応用が期待されている。しかし、線維伸長の制御が困難であることが実用化に向けた障壁となっている。さらにアミロイド線維単独では二次元・三次元的な拡張性に乏しく、マテリアルとしての用途は限られると想定される。そこで本研究では、「一次元的な線維伸長の制御」並びに「線維同士の二次元・三次元的伸展」を達成可能とするアミロイド線維の新規設計法の確立を目的とした。そのための手法として、分割された蛍光蛋白質(GFPやその類縁体)が自発的に再構成する性質を利用した「Split GFPテクノロジー」に着目し、Split GFPによるアミロイド線維同士の連結を目指した。
令和2年度では、線維のコアとなるアミロイドドメインの選定と、そのドメインに対してSplit GFPドメインを融合させた蛋白質の大腸菌による発現系の構築を行った。まずアミロイドドメインとして、サイズが20から数十残基程度と小さく、線維構造が比較的単純で取り扱い易いと考えられる2種を選定した。続いてそれらに対するSplit GFPドメインの融合、並びに精製を効率化するためのMBPタグの融合を遺伝子工学的手法によって行い、大腸菌に導入するためのプラスミドを作製した。また、所属研究室ではMBPタグ精製系を保有していなかったため、精製系の構築も行った。
研究代表者は令和3年度より特別研究員(PD)に採用され、重複受給制限のため本研究課題を令和2年度のみで廃止した。ただし、特別研究員としても引き続き同テーマにて研究を実施する予定であり、今後は上述の融合蛋白質の発現と精製、そしてその線維化に着手する。

報告書

(1件)
  • 2020 実績報告書

URL: 

公開日: 2020-09-29   更新日: 2021-12-27  

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