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ボツリヌス神経毒素を用いた神経細胞特異的な薬物送達システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K22722
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0801:薬学およびその関連分野
研究機関東京農業大学

研究代表者

宮下 慎一郎  東京農業大学, 生物産業学部, 助教 (20883292)

研究期間 (年度) 2020-09-11 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードボツリヌス神経毒素 / DDS / ペプチド製剤 / α-シヌクレイン / ボツリヌス中毒 / VHH / 神経細胞変性疾患 / 凝集タンパク質 / ドラッグデリバリー / ボツリヌス神経毒素様毒素 / 無毒化神経毒素 / 神経変性疾患 / 非ウィルス型DDS
研究開始時の研究の概要

抗体などのタンパク質性医薬品を狙った細胞に効率よく送達することは困難である。ボツリヌス神経毒素は神経細胞に特異的に結合し、細胞内に侵入しその毒性を発現する。申請者は先の研究で、無毒化したボツリヌス毒素をキャリアーとしてVHH抗体を神経細胞質に送達することに成功した。
本研究では、神経変性疾患を引き起こす病原タンパク質を標的として、無毒化ボツリヌス毒素による抗体・ペプチドの神経細胞への送達効率および効果を検証し、神経細胞特異的な非ウィルス型薬物送達システムの基盤構築を行う。

研究成果の概要

細胞内タンパク質を標的としたペプチドあるいは抗体製剤が開発されているが、標的細胞内への効果的な送達は未だに困難である。本研究では、細菌毒素であるボツリヌス神経毒素を利用して、神経細胞を標的とする新たな薬物送達システムの構築を目的とした。
本研究では、薬物キャリアーとして新たな無毒化 BoNT を作製し、無毒化 BoNT に連結された VHH 抗体が神経細胞内に送達されることを示した。さらに、培養細胞へのペプチド製剤の輸送とその効果について検証を行った。

研究成果の学術的意義や社会的意義

アルツハイマー病に代表される神経変性疾患は高齢化社会における課題である。本研究では、神経細胞内の病原タンパク質の分解を目的として、無毒化したボツリヌス神経毒素(BoNT)を薬物キャリアーとした新規薬物送達システムの構築を行った。本研究において、B型 BoNT の受容体結合ドメインを含む新規の無毒化 BoNT を開発し、ペプチドあるいは抗体送達活性を検証した。本成果は、神経細胞変性を引き起こす病原タンパク質を標的とした新規治療法の開発に寄与すると期待される。

報告書

(3件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ボツリヌス神経毒素を利用した神経細胞への抗体送達によるボツリヌス中毒の治療2021

    • 著者名/発表者名
      宮下 慎一郎
    • 学会等名
      第95回日本細菌学会総会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書

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公開日: 2020-09-29   更新日: 2023-03-23  

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