研究課題/領域番号 |
20K22724
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0801:薬学およびその関連分野
|
研究機関 | 東京薬科大学 |
研究代表者 |
森屋 亮平 (齊藤亮平) 東京薬科大学, 薬学部, 嘱託助教 (20870801)
|
研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 生物発光 / 発光基質 / イメージング / 近赤外発光 / 発光イメージング / ホタルルシフェリン / ルシフェリンアナログ / 高輝度化 / 生物有機化学 / ホタル |
研究開始時の研究の概要 |
本研究で到達目標とする発光強度に基づく高感度な生物発光イメージング技術を用いることで、げっ歯類のような小動物であれば、量的評価であるがん組織の『分布』だけでなく、質的評価である『状態』という活性状況も細胞単位で解析することが可能になる。このような高い精度で測定できるシステムを開発することは、基礎生物医学研究の飛躍的発展につながると期待できる。
|
研究成果の概要 |
本研究では、ホタル生物発光反応の発光強度の増大を目指し新規発光基質を有機合成した。合成した新規化合物5種のうち、ふたつは既存の人工発光基質よりも発光強度が増大し、さらにそのうちの一つは近赤外領域の発光極大波長を有していた。現在は、共同研究者たちとともに、これら新規化合物の発光特性の詳細な評価と、動物実験での有用性を検証している。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
黄緑色に発光するホタル生物発光反応は生体内可視化技術として利用されており、既存技術に比べて、より高い測定感度が求められてきた。これまでは発光基質の改良により、発光波長を黄緑色から赤色や近赤外領域に改変することで、光の透過性を利用して測定感度が向上してきた。本研究で開発した新規化合物は近赤外の発光波長を有し、且つ既存の人工発光基質よりも発光強度が増大している。これにより、たとえば、マウスの深部組織や微小環境において、既存技術に比べ、より高感度に観察できるだろう。
|