研究課題/領域番号 |
20K22726
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0801:薬学およびその関連分野
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研究機関 | 星薬科大学 |
研究代表者 |
相馬 愛 (海保愛) 星薬科大学, 先端生命科学研究所, 特任助教 (60420684)
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研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ユビキチン / プロテアソーム / タンパク質分解 / ユビキチンリガーゼ |
研究開始時の研究の概要 |
ユビキチン・プロテアソーム系は細胞内のタンパク質品質管理に必須の役割を果たしている。基質に付加されたユビキチンは連結して多様な高次構造のポリユビキチン鎖を形成する。これまでポリユビキチン鎖形成機構は生化学的観点からの解明が進んできたのに対し、細胞学的観点からの解明は十分にはなされていない。本研究では細胞内でのユビキチン鎖伸長因子群の機能を解析することにより、ユビキチン鎖高次構造を形成する細胞内メカニズムの解析を行う。
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研究成果の概要 |
ユビキチン・プロテアソーム系は選択的なタンパク質分解により多彩な生命現象を制御し、細胞内タンパク質ホメオスタシスに必須の役割を果たしている。細胞内でいかにして効率的にポリユビキチン鎖高次構造を形成するのかについて不明な点が多く残る。本研究はユビキチン鎖伸長因子の細胞内動態およびユビキチン鎖形成、基質分解への寄与の解明により、細胞内でのポリユビキチン鎖高次構造を形成するメカニズムを検討した。ユビキチン鎖伸長因子のノックアウト細胞を用い、細胞内のポリユビキチン鎖形成および基質の分解への寄与を検討した。その結果、ユビキチン鎖伸長因子によって分解を制御される標的タンパク質を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ユビキチン・プロテアソーム系による選択的なタンパク質分解は様々な生命機能を制御しており、その破綻はがんや神経変性疾患、免疫疾患など、多様な病態に関わることが知られている。本研究で解明したタンパク質分解の分子機構は将来的にこれら疾患の理解につながることが期待される。
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