研究課題/領域番号 |
20K22767
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0803:病理病態学、感染・免疫学およびその関連分野
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
宮崎 真也 長崎大学, 熱帯医学研究所, 助教 (40637435)
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研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 熱帯熱マラリア原虫 / ガメトサイト / 膜リモデリング / 赤血球 / マラリア原虫 / 膜構造 / タンパク質輸送 / 遺伝子改変 |
研究開始時の研究の概要 |
熱帯熱マラリア原虫ガメトサイトが赤血球の細胞質内に新たに形成する膜構造物の生理的意義を解明する。熱帯熱マラリア原虫は、ヒト赤血球内でガメトサイトへと成熟分化することにより、蚊に感染する能力を得る。このガメトサイト分化の過程で、マラリア原虫は赤血球の細胞質内に新たな膜構造物を作り出すが、その生理的意義はよくわかっていない。本研究は、これらの膜構造物のガメトサイト分化における役割を明らかにするために、これら膜構造物の形成に必要なマラリア原虫のタンパク質を同定する。本研究により、ガメトサイト分化の生物学が深化し、将来的にはマラリア伝播阻止への新たな方策に貢献する。
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研究成果の概要 |
本研究は、熱帯熱マラリア原虫ガメトサイトが赤血球の細胞質内に新たに形成する膜構造物の生理的意義を解明することを目的としている。本研究において、研究代表者は熱帯熱マラリア原虫がガメトサイトを効率よく形成する条件を確認した。続いて、熱帯熱マラリア原虫ガメトサイトが感染した赤血球の中における膜構造を電子顕微鏡により観察した。その結果、感染赤血球には、原虫細胞とは異なる特徴的な膜構造が存在することが分かった。ガメトサイト期において赤血球へと輸送されるタンパク質やトランスロコン構成タンパク質のノックダウン用プラスミドを複数種類作成しトランスフェクションを行い、現在遺伝子改変原虫の解析を進めている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、マラリア原虫の基礎的な理解および抗伝播薬の創薬研究に資する。熱帯熱マラリア原虫はヒト赤血球内でガメトサイトへと分化し蚊へと感染するため、ガメトサイトを殺滅することができればマラリア伝播を抑制することができる。ガメトサイトが赤血球内に作り出す膜構造は、ガメトサイト性分化に関連していると推察されるため、その生理機構の理解は重要である。
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