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消化器癌における新規癌関連遺伝子PBK/TOPKの癌化機構の解明と臨床応用

研究課題

研究課題/領域番号 20K22853
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0901:腫瘍学およびその関連分野
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

大橋 拓馬  京都府立医科大学, 医学部附属病院, 専攻医 (50888005)

研究期間 (年度) 2020-09-11 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード膵癌 / PBK/TOPK / p53 / 消化器癌 / 新規癌関連遺伝子 / microRNA
研究開始時の研究の概要

申請者らは新規癌関連遺伝子のPBK/TOPKに注目し、胃癌、食道癌での過剰発現がTP53 status依存的に癌の悪性度や予後に強く関連する分子機構を明らかにしてきた。膵癌でのPBK/TOPK発現意義と癌抑制型microRNA発現に関連した新たな分子機構を明らかにする。更にPBK/TOPK特異的阻害剤が開発されたのを受け、食道癌、胃癌、膵癌などの消化器癌におけるPBK/TOPKを標的とした新たな治療分子の開発・臨床応用を目指す。

研究成果の概要

膵癌のPBK/TOPK分子機構の解明について、膵癌検体においてTP53ステータスとPBK/TOPKの関連を解析し同様の機序があるかどうかについてを検証したが、明らかな関連は同定できなかった。また癌抑制型microRNA等の制御分子機構についてPBK/TOPKをターゲットとするmiR-216bが、PBK/TOPKの発現抑制を介して肺癌の増殖抑制を誘導するという報告(Chai Y et al. Exp Ther Med 2018) があり、膵癌検体についてmiR-216bを含めたmicroRNAとPBK/TOPKの関連について検証したが候補となるmicroRNAは同定できなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

PBK/TOPKは本邦で阻害剤の開発が進む極めて有望な治療法的分子であり、難治癌である膵癌の新規の癌関連遺伝子、治療標的分子となる可能性がある。本研究は、難治癌である膵癌においてPBK/TOPKの診断・治療標的分子としての可能性を世界に先駆けて検証するものである。PBK/TOPKを標的分子とした新たな治療戦略の構築を可能とする、斬新な研究となるものと考える。

報告書

(3件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-09-29   更新日: 2023-01-30  

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