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腎臓再生医療の社会実装に向けた再生腎芽の凍結・融解法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 20K22914
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0902:内科学一般およびその関連分野
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

藤本 俊成  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (50818507)

研究期間 (年度) 2020-09-11 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード腎臓再生 / 再生医療 / 腎不全 / 胎生臓器補完法 / 凍結 / 前駆細胞 / 後腎 / 凍結融解 / 胎生臓器ニッチ法
研究開始時の研究の概要

我々は以前に異種胎生期腎臓(後腎)にネフロン前駆細胞を移植した再生腎芽を用いた新規の腎臓再生法を開発した(胎生臓器ニッチ法)。再生腎芽はホスト動物に移植することで移植細胞由来のネフロンを有するキメラ腎臓として尿産生能を有する。本法では後腎の単離、移植細胞の調整、細胞の移植、再生腎芽の移植という、一連の工程を同時に同所で完了する必要があるが、臨床現場での遂行は極めて困難である。そこで本研究では本法の臨床応用に向けて、再生腎芽の最適な凍結・融解法を確立することで、時間・場所を問わずに再生腎芽の供給を可能にする。本研究は今後発展するであろう足場臓器を用いた他臓器の再生手法においても応用が期待できる。

研究成果の概要

我々は以前に腎前駆細胞を注入した異種胎生期腎臓を移植することで、移植細胞由来の腎臓を再生する新たな異種再生治療法を開発した。臨床応用に向けて、異種胎生期腎臓の移植と腎前駆細胞の注入のタイミングを調整するために、異種後腎や腎前駆細胞などの腎再生産物の凍結保存技術の確立が必須である。本研究では腎前駆細胞を注入した後腎を一塊にまとめて凍結保存する方法を確立した。凍結保存したキメラ後腎においても、移植した細胞由来のネフロンからなる腎臓が再生することを確認した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

透析・移植治療の限界から、慢性腎不全に対する新規治療として腎臓再生医療の実現が求められている。実験室レベルではマウス-ラット間での腎臓再生に成功しているが、ヒト臨床応用にはいくつかハードルがある。その中で再生腎臓の凍結・融解技術の確立は根本的な課題であり、本研究成果は腎臓再生医療の実現化の重要な基盤となる。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Development of a Cryopreservation Technique for Xenogeneic Kidney Grafts: Evaluation Using a Mouse Model2022

    • 著者名/発表者名
      Takamura Tsuyoshi、Nagashima Hiroshi、Matsunari Hitomi、Yamanaka Shuichiro、Saito Yatsumu、Kinoshita Yoshitaka、Fujimoto Toshinari、Matsumoto Kei、Nakano Kazuaki、Okano Hirotaka James、Kobayashi Eiji、Yokoo Takashi
    • 雑誌名

      Journal of Clinical Medicine

      巻: 11 号: 23 ページ: 7237-7237

    • DOI

      10.3390/jcm11237237

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2020-09-29   更新日: 2024-01-30  

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