研究課題/領域番号 |
20K22971
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0906:生体機能および感覚に関する外科学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
藤澤 興 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (00878390)
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研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 顔面 / 形態形成 / 顔面神経 / 先天性顔面神経麻痺 / 神経堤細胞 / レチノイン酸 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では胎児の器官形成期に限定したレチノイン 酸/レチノイン酸受容体アンタゴニストの投与によって「神経堤細胞に分化異常を誘導し、 顔面神経走行に異常をもつ成体マウス」を作成し顔面神経機能の評価を行う。顔面の形態異常・顔面神経の走行異常・顔面神経の機能異常との関連を詳細に検討することによって、先天性顔面神経麻痺症例における早期治療的介入方法の開発を目指す。
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研究実績の概要 |
本研究では、胎児の器官形成期におけるレチノイン酸/レチノイン酸受容体アンタゴニストのマウス母体への投与によって「神経堤細胞に分化異常を誘導し、 顔面神経の走行に異常をもつマウス」を作成し、顔面神経の走行の解剖学的形態や、顔面神経機能の評価を行うことを目的としている。 胎生期のレチノイン酸シグナルの修飾によって顔面の発育異常を薬剤性に誘導したマウスを対象に、顔面神経の機能・顔面神経の形態解剖・顔面骨軟部の組織学的構築の相関関係を解析することによって、先天性顔面神経麻痺の原因となりうる組織・解剖学的異常を明らかにし、新たな治療法を提示することを目指している。 本年度は昨年度に引き続き、マウス体内をin vivo/in uterusで直接観察可能なチャンバーを作成し、妊娠マウス背部に装着するための条件検討を行った。マイクロチューブを使用したチャンバー作成・外筒や内筒の組み合わせを変更するなどの条件検討を行ったが、現状では安定した結果を得るには至っていない。 これらのチャンバーを再現性良く装着しマ、ウスの形態形成過程を観察できるようになれば、胎児期における顔面を含む様々な臓器の形態形成の過程をマウス生体でモニタリングできるだけでなく、レチノイン酸/レチノイン酸受容体アンタゴニスト等薬剤投与が形態形成に与える過程をin vivo/in uterusで評価可能になることが期待されるため、引き続き研究を継続する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
マウスの形態形成をモニタリングするためのチャンバー作成の条件検討に難渋しているため。
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今後の研究の推進方策 |
妊娠8.5日前後の期間に限定して母体マウスにレチノイン酸/レチノイン 酸受容体アンタゴニストを経口摂取させる。母体への薬剤投与量・投与時期について複数条件を検討し、胎児への影響を背部に装着したチャンバーを用いてモニタリングしていく。
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