研究課題/領域番号 |
20K22973
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0906:生体機能および感覚に関する外科学およびその関連分野
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
岡田 寛之 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (10883481)
|
研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 破骨細胞 / 1細胞解析 / シングルセル / 多核巨細胞 / シングルセル解析 / 転写制御 |
研究開始時の研究の概要 |
骨粗鬆症治療薬にはアンメットニーズが素材する。骨を壊す破骨細胞について、いまだに残された分化の謎を解き明かす。 最新のシングルセル解析および転写因子立体構造解析を行い、多核の巨細胞がどのように遺伝子の発現、転写を制御しているのか、メカニズムを解明する。新たな骨粗鬆症治療薬創出のターゲットを探索する。
|
研究成果の概要 |
骨をこわす破骨細胞分化は、従来の研究手法では平均値しか理解できなかった。そこで我々は細胞ごとの多様性を理解するため、1細胞解析を行った。特に、破骨細胞の生物種間差に着目した破骨細胞分化の検証を行った。また、先端ゲノム支援の支援をいただき、従来法では捉え切れていなかった真の破骨細胞の1細胞解析プラットフォームを構築した。さらには公共データを利活用して、骨の1細胞アトラスの樹立に成功した。 ご支援のおかげで、新たな骨粗しょう症治療開発につながる重要な知見を複数得ることができた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢社会日本において、骨粗しょう症に起因する脆弱性骨折患者の生命および機能予後改善は、医療・介護の重要課題である。現存する骨粗鬆症治療薬では、全ての高齢者を安全に治療できないため、「速やかに」かつ「安全に」骨密度を改善する新規薬剤の開発が求められている。 本研究の研究成果は、新たな骨粗しょう症創薬ターゲット探索に寄与するものである。スタートアップ支援で得た知見をもとに、臨床応用を見据え研究を加速させる所存である。
|