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骨転移に対する新規血液バイオマーカーGDPP発現メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K23002
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0906:生体機能および感覚に関する外科学およびその関連分野
研究機関大阪大学

研究代表者

山道 岳  大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (40882262)

研究期間 (年度) 2020-09-11 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードGDPP / 転移性骨腫瘍 / バイオマーカー / 骨転移 / GDF15 / 免疫組織化学染色
研究開始時の研究の概要

転移性骨腫瘍は様々な癌腫で起こり得る病態で、骨関連事象の原因となり担癌患者の終末期に生じると生活の質を大きく低下させる。そのため骨転移を早期に発見して治療を開始することは非常に重要である。
骨転移巣においてGDPP(GDF15-derived propeptide)が高発現するメカニズムを明らかにすることで、骨転移の早期発見や治療効果の判断につながる血液バイオマーカーの開発につなげる。さらに、GDPPの発現機序以外にもペプチドワクチン療法や中分子医薬品への応用化といった新たな骨転移治療の可能性と併せて世界に知見を発信していく。

研究成果の概要

転移性骨腫瘍はほとんどの癌腫で起こり得るうえにQOLを大きく低下させるため早期発見・早期治療が重要な病態である。我々が血中で測定可能な新規タンパクとして同定しELISAによる測定キットを確立したgrowth differentiation factor 15 propeptide(GDPP)は、破骨細胞・骨芽細胞・骨細胞から分泌されるため既存の骨代謝マーカーより有用である可能性がある。
そこで我々は前立腺癌・尿路上皮癌・腎癌患者検体を用いてGDPPの骨転移診断能を検討したところ、GDPPではAUC0.90,0.87,0.81でありいずれもALPよりも高値(0.65,0.87,0.67)であった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

我々が新規に見出し作成した血中GDPP測定キットは泌尿器癌において、従来の日常臨床で用いられている骨代謝マーカーよりも骨転移を鋭敏に診断できかつ、骨転移量とも強く相関している可能性が示された。血中バイオマーカーとしてGDPPを測定することは、骨転移診断を簡便かつ早期に行えて患者のQOLや予後の改善に寄与する可能性があると考えられる。

報告書

(3件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] PSAとTRACP 5bによる予測モデルは未治療前立腺癌における骨転移診断と予後予測に有用である2021

    • 著者名/発表者名
      山道 岳
    • 学会等名
      2021年日本泌尿器科学会総会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [備考] 第109回日本泌尿器科学会総会プログラム集

    • URL

      http://www.congre.co.jp/jua2021/program/files/program_1207.pdf

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書

URL: 

公開日: 2020-09-29   更新日: 2023-01-30  

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