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乳歯歯髄由来幹細胞培養上清の骨再生機構の解明と口蓋裂顎裂部骨再生治療への臨床応用

研究課題

研究課題/領域番号 20K23055
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0907:口腔科学およびその関連分野
研究機関広島大学

研究代表者

平木 智香  広島大学, 医系科学研究科(歯), 研究員 (70881275)

研究期間 (年度) 2020-09-11 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードSHED / 間葉系幹細胞 / 骨再生 / 培養上清 / 口蓋裂 / エクソソーム / 再生歯学
研究開始時の研究の概要

近年、間葉系幹細胞が分泌するサイトカインのパラクライン作用が注目され、幹細胞培養上清を用いた組織再生が報告されている。しかしながら、幹細胞の培養上清に含まれる液性因子が、どの様に骨再生に関与しているのか、詳細な骨再生機構は未だ不明である。本研究では、乳歯歯髄由来間葉系幹細胞(stem cells from human exfoliated deciduous teeth; SHED)の培養上清 (SHED-CM) を応用した新規の顎裂部骨再生治療法の確立を目指すことを研究の全体的な構想として、SHED-CM 中の骨再生に有用な液性因子を解明することを目的とする。

研究成果の概要

本研究は、顎裂部骨再生治療を確立するため、乳歯歯髄由来間葉系幹細胞(SHED)とSHEDの培養上清(SHED-CM)に着目し、SHED-CM中の骨再生に有用な液性因子を解明することを目的とすることとした。
初年度には、SHED-CMを用い、マウス頭蓋骨に作製した骨欠損部に移植担体(アテロコラーゲン)を用いて移植することで、骨再生が促進されることを明らかにした。次年度以降は、ヒト由来血管内皮細胞株 、マウス頭蓋冠由来骨芽細胞株 、ヒト骨髄由来間葉系幹細胞に、各MSCs-CMおよびをSHED-CMを添加し、細胞増殖能、骨代謝因子・血管新生マーカーの発現レベルについて検討を行った。

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、間葉系幹細胞の培養上清について着目されているものの、その作用機序については不明な点が多い。本研究では、SHED-CMに含有される液性成分について解析し、移植を行うことで良好な骨再生を生じることを明らかとした。
低侵襲で良好な骨再生療法を確立することで、患者の負担を軽減できることは、社会的観点から重要な意義がある。さらに、SHED-CMの骨再生機構の解明を試みることで、歯科医学にとどまらず広く再生医療分野の進歩へ貢献を果たすと考えられる。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Effects of Human Deciduous Dental Pulp-Derived Mesenchymal Stem Cell-Derived Conditioned Medium on the Metabolism of HUVECs, Osteoblasts, and BMSCs2022

    • 著者名/発表者名
      Kunimatsu R., Hiraki T., Rikitake K., Nakajima K., Putranti NAR., Abe T., Ando K., Nakatani A., Sakata S., Tanimoto K.
    • 雑誌名

      Cells

      巻: 11(20) 号: 20 ページ: 3222-3222

    • DOI

      10.3390/cells11203222

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2020-09-29   更新日: 2024-01-30  

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