研究課題/領域番号 |
20K23114
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0907:口腔科学およびその関連分野
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
矢野 恵奈 (清川恵奈) 九州大学, 歯学研究院, 学術研究員 (40805678)
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研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | DOHaD / 肥満 / One carbon metabolism / 生活習慣病 / エピゲノム |
研究開始時の研究の概要 |
近年、生活習慣病胎児期起源説(DOHaD: Developmental Origins of Health and Disease)という概念が注目されており、妊娠母体の栄養状態が、児の将来の生活習慣病の発症リスクを規定していることが様々な疫学調査によって実証されている。 そこで、本研究では、妊娠母体が摂取するOne carbon metabolism 関連栄養素の摂取量に着目した動物実験を行うことで、成熟後の肥満および骨粗鬆症の発症素因が胎内で規定されている可能性をエピジェネティックな観点から新規に提示し、生活習慣病の先制医療の分子基盤を提供する。
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研究成果の概要 |
近年、妊娠母体の栄養状態が、児の将来の生活習慣病発症リスクを規定していることが実証されつつある。申請者は最近、妊娠母体の葉酸欠乏が、胎児の脱ユビキチン化酵素遺伝子や骨基質蛋白質にメチル化異常を引き起こし、成熟後も炎症誘発への感受性が高まること、その結果、産仔の将来の肥満や骨質異常を引き起こすことを明らかにした。本研究では、妊娠母体が摂取する(遺伝子のメチル化に必須の栄養素である)One carbon metabolism 関連栄養素の摂取量に着目した動物実験を行うことで、成熟後の肥満および骨粗鬆症の発症素因が胎内で規定されている可能性をエピジェネティックな観点から新規に提示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
栄養環境はエピゲノムを変化させ長期の細胞記憶に影響を与えていること、また、疾患発症には、そのような遺伝子発現の先天的制御異常が関わっていることが、近年の研究で明らかとなってきた。そこで、本研究では、疾患素因の起源を胎児期に遡ることで、先天的環境要因が、疾患因果の根本的要因になっている可能性を実証し、エネルギー代謝異常の新たな診断・治療の標的としての可能性を提示した。
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