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癌関連線維芽細胞(CAFs)におけるRUNX3の役割の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K23119
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0907:口腔科学およびその関連分野
研究機関東京歯科大学

研究代表者

小山 侑  東京歯科大学, 歯学部, 助教 (80875691)

研究期間 (年度) 2020-09-11 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード癌関連線維芽細胞 / RUNX3 / 癌微小環境 / CAFs / heterogeneity
研究開始時の研究の概要

腫瘍間質に多く存在する癌関連線維芽細胞(cancer-associated fibroblasts: CAFs)は近傍のがん細胞に作用し分化や増殖などに影響を与えることが知られている。近年様々なサブタイプを有するCAFsが明らかとなっているが分化様式やそれぞれのCAFsの腫瘍組織との関係は不明である。申請者はRunt-related transcription factor 3 (RUNX3)がCAFsのサブタイプに影響を与える可能性を見出した。本研究では、RUNX3によるCAFサブタイプのの調節や癌増殖や進展に関する分子メカニズムを明らかにし、CAFsを標的にした新規治療法の開発へ役立てる。

研究成果の概要

癌関連線維芽細胞(CAFs)は近傍の癌細胞との相互作用により腫瘍の進行に影響を与えることが知られている。また、CAFsには様々な表現型があることが明らかになりつつあるが、本研究ではCAFsで発現が上昇しているRUNX3が表現型に影響を与えるかを調査した。RUNX3の発現をsh-RNAを用いて抑制し表現型の変化を調査したところ、筋線維芽細胞性および炎症細胞性の表現型が変化することを予期していたものの、本研究からは明らかな変化は認めなかった。しかし、同細胞を用いたRNAシークエンスによりいくつかの遺伝子群の発現変化が認められたため、今後それらの遺伝子群の変化がCAFsに与える影響を探索する。

研究成果の学術的意義や社会的意義

癌組織は腫瘍細胞と間質細胞から構成され、それぞれの細胞たちが複雑な相互作用を形成することで癌微小環境を形成している。本研究は微小環境の間質細胞を構成している癌関連線維芽細胞(carcinoma assciated fibroblasts; CAFs)に関する研究である。本研究によってCAFsで上昇しているRUNX3がCAFsにどのような影響を与えるかを探索することによって、将来的なCAFsを標的とした治療開発や診断や予後予測のマーカーの確立の一助となることを期待する。

報告書

(3件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-09-29   更新日: 2023-01-30  

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