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ネオニコチノイド曝露によるヒト胎児の神経発達と血液脳関門への影響評価

研究課題

研究課題/領域番号 20K23125
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0908:社会医学、看護学およびその関連分野
研究機関群馬大学

研究代表者

藤原 悠基  群馬大学, 大学院医学系研究科, 助教 (20881220)

研究期間 (年度) 2020-09-11 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード脳発達 / 農薬 / 環境化学物質 / 神経分化
研究開始時の研究の概要

本研究は農薬等で使用されるネオニコチノイドによるヒト中枢神経系分化・発達への影響を解析する。これまで、実験動物を用いた研究から、周産期のネオニコチノイド曝露が中枢神経系の発育・発達を阻害する可能性が報告されているが、ヒトへの影響は明らかでない。また、中枢神経系の分化・発達と同時期に構築され始める血液脳関門(BBB)への影響を検討した報告はない。以上から、ネオニコチノイド曝露による影響を「ヒト胎児由来神経前駆細胞株を用いた神経分化」、「BBB透過性及び機能」の2点から評価することで、ネオニコチノイド曝露による胎児脳神経系の発達、発育への影響とその機序の解明を目指す。

研究成果の概要

農薬として使用されているネオニコチノイドは昆虫のニコチン性アセチルコリン受容体(nAchR)に選択的に作用するが、ヒトnAchRにも影響を及ぼす可能性が指摘されている。nAchRは神経分化に重要であり、ニコチンを用いた研究においても神経前駆細胞から神経系細胞に分化する際のnAchRを介する影響が報告されている。本研究ではヒト胎児脳由来神経前駆細胞株を用いた神経系分化に対するネオニコチノイドの曝露影響を検証した。その結果、分化開始から3日目の間に神経前駆細胞から神経系への分化にネオニコチノイドが影響を及ぼす可能性は低いことが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、農薬として主に使用されるネオニコチノイド類曝露によるヒト神経発達への毒性評価を行ったもので、ネオニコチノイド類の有効活用を行うために必須である閾値の明確にするための一助となる重要な基礎データである。

報告書

(3件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ヒト胎児脳由来神経前駆細胞を用いた神経分化に対するネオニコチノイド曝露の影響2022

    • 著者名/発表者名
      藤原 悠基
    • 学会等名
      第49回日本毒性学会学術年会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書

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公開日: 2020-09-29   更新日: 2023-01-30  

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