研究課題/領域番号 |
20K23135
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
時信 亜希子 愛媛大学, 医学系研究科, 助教 (10758212)
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研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 小児アレルギー / 環境要因 / 出生前コーホート研究 / 衛生仮説 / 出生前コホート研究 / アレルギー疾患 / 疫学 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、1,757名の妊婦が参加し生まれた子を追跡している「九州・沖縄母子保健研究」(出生前コーホート研究)のデータを用いて、衛生仮説と関連する胎児期及び2歳時までの乳幼児期環境要因曝露と3歳時及び7歳時におけるアレルギー疾患(喘鳴、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、喘息、食物アレルギー)リスクとの関連について「衛生仮説」の視点から検討する。
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研究成果の概要 |
本研究は出生前コーホート研究である九州・沖縄母子保健研究のデータを用いて、胎児期及び乳幼児期の環境要因曝露と子の健康アウトカムとの関連について検討した。研究期間中に3つのテーマについて研究を進めた。 ①母親の妊娠中のIHクッキングヒーターの使用と出生アウトカム(早産、低体重出生、SGA、出生体重)の関連、②母親の周産期における染髪の有無と5歳時における喘鳴及び喘息の関連、③乳児期の入浴頻度と3歳時における湿疹及びアトピー性皮膚炎の関連。 いずれも論文を執筆し、国際誌に投稿した。2022年5月6日現在、①は公開済、②、③は査読中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で調査した3つの環境要因曝露(①妊娠中のIHクッキングヒーターの使用(中間周波電磁界への曝露)、②周産期における母親の染髪の有無(染髪剤への曝露)、③乳児期の入浴頻度)と子の健康アウトカムとの関連についてはいずれも先行研究が少なくエビデンスが十分蓄積されていないため、影響の程度がよく分かっていなかった。我々の研究は、出生前コーホート研究のデータを用いた疫学研究であり、周産期の環境要因曝露とその影響に関する貴重なエビデンスとなり得る。
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