研究課題/領域番号 |
20K23138
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 高知県立大学 |
研究代表者 |
中井 あい 高知県立大学, 看護学部, 助教 (60882933)
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研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 中山間地域 / 独居高齢者 / 食環境 / スクリーニングシート / 食環境アクセシビリティ / 栄養状態 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、中山間地域における独居高齢者の食環境アクセシビリティの特徴を明らかにし、その特徴に着目したスクリーニングシートを開発することを目的とする。中山間地域における独居高齢者の増加は深刻で、食料品アクセスに加え、アクセスするための身体的・心理社会的状態を多面的な視座からとらえる食環境アクセシビリティに着目した支援が喫緊の課題である。本研究では、看護学・公衆衛生学・地理情報システムの応用ならびに地域の特性を加味したスクリーニングシートの開発を目指す。
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研究成果の概要 |
中山間地域の独居高齢者の食環境アクセシビリティの特徴を抽出し、スクリーニングシートを開発した。まず、食環境アクセシビリティの特徴を抽出するために、インタビュー調査および無記名自記式質問紙調査を実施した。その結果、中山間地域の独居高齢者の食環境アクセシビリティの特徴として、個人的要因と環境的要因が挙げられ、これらが相互に作用しながら密接に関連していることが明らかとなった。この結果を踏まえて、個人的および環境的要因の項目で構成されるスクリーニングシート案を検討し、最終的に30項目からなるスクリーニングシートを完成させた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中山間地域の独居高齢者を対象とした食環境アクセシビリティに着目したスクリーニングシートの開発により、食環境アクセシビリティの個別要素のみでなく、包括的な視点から中山間地域の独居高齢者の食環境アクセシビリティの特徴を捉えることができ、独居高齢者が住み慣れた地域でその人らしい健康的な食生活を送るために、早期の段階からの支援が期待できる。今後は、本研究で作成した食環境アクセシビリティのシートを実用する際の手法の確立と、さらに実用した地域における独居高齢者の食生活支援に向けた実証を予定している。
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