研究課題/領域番号 |
20K23154
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 愛知県がんセンター(研究所) |
研究代表者 |
寺田 星乃 愛知県がんセンター(研究所), がん予防研究分野, 研究員 (60886498)
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研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 頭頸部癌 / 下咽頭癌 / TPL / CRT / QOL / がんサバイバー / 頭頚部癌 / PRO / アンケート / 下咽頭がん / 仕事復帰 / アンケート調査 |
研究開始時の研究の概要 |
進行期下咽頭がんの根治治療は咽喉頭摘出術(Total Pharyngo-Laryngectomy:TPL)、または化学放射線治療(Chemoradiotherapy:CRT)であるが、いずれも治療後は「話す・食べる」機能に大きな影響を与える。特にTPLは根治性が高い一方、喉頭を摘出し失声となるため、治療法選択に不安を感じる患者も多い。本研究は進行期下咽頭がんのCRTとTPLの治療後のQOLと社会復帰を比較することで、治療法選択に際して有益な情報を提供し、治療法決定の支援を目的に計画した。
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研究成果の概要 |
進行下咽頭癌に対して手術(咽喉頭摘出術:TPL)または化学放射線療法(CRT)を行った群に対してアンケート調査を行った。尺度はEORTC QLQ-C30を使用し、Global health statusのスコアを比較した。CRT群はTPL群よりスコアが高い傾向であったが、有意差は認めなかった。また、有意差は認めなかったが、TPL群はCRT群より役割的活動性、社会的活動性が低く、痛みが高い値となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
患者が治療選択をする際に、本研究で得られた結果を提供し、意思決定を支援することが期待される。さらにこの研究を発展させ、治療後の仕事復帰の割合、役割的活動性、社会的活動性についてより詳細な検討を要するため、前向き研究を開始した。
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