研究課題/領域番号 |
20K23184
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
|
研究機関 | 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所) |
研究代表者 |
藤平 杏子 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (50884235)
|
研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
中途終了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | オーラルフレイル / 社会参加 / 口腔機能 / 構音機能 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は短・長期的な絵本の読み聞かせ活動が口腔機能に及ぼす影響を明らかにし、高齢期に実施しやすい社会参加型のオーラルフレイルの予防方法を構築することを目的とする。研究①は、12週間の絵本読み聞かせ活動前後において、口腔機能評価するために測定会を実施する。研究②は長期的な絵本の読み聞かせが高齢者の口腔機能および身体機能に及ぼす影響 を明らかにすることを目的とする。研究1終了時に長期プログラムへの参加を希望した高齢者に対して、研究1終了から12か月後の絵本読み聞かせ活動継続率と口腔機能を調査する。
|
研究実績の概要 |
本研究は都内在住の高齢者を対象に、短・長期的な絵本読み聞かせが高齢者の口腔機能に及ぼす影響を検討し、社会参加型のオーラルフレイル予防法の構築を目 指した。令和2年度は短期的な絵本の読み聞かせが高齢者の口腔機能に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。本研究は都内2地域を対象に実施し、令和2 年10月から令和3年3月にかけて測定を実施した。本研究の対象者は都内在住の高齢者であり、週1回、計12回の絵本読み聞かせ講座に参加した。絵本読み聞かせ 講座では子どもへ絵本を読み聞かせる手法を体験・学習する活動を行うとともに、発声練習や口腔機能のトレーニングを実施した。絵本読み聞かせ講座の前後に おいて、口腔機能評価するための測定会を実施した。口腔機能については、オーラルディアドコキネシスによる構音機能の測定、EAT-10質問紙を用いた嚥下機能 の測定を実施した。構音機能の評価には1秒当たりのオーラルディアドコキネシス得点、嚥下機能の評価にはEAT-10の合計得点を使用した。同時に、年齢、性別、身長、体重、握力、社会参加頻度、既往歴、通院歴、喫煙歴を属性評価のために調査した。令和3年3月にデータ収集を終了し、現在、取得したデータの解析 を実施している。令和2年度は緊急事態宣言により対象者が限定されてしまったため、令和3年度以降も継続して測定を実施する予定である。本研究は重複制限により、令和2年度で研究費の辞退を行ったが、今年度以降も継続して測定を実施し、学会発表および論文執筆を行う予定である。
|