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小児期に病気を発症したAYA世代患者の社会生活支援に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20K23206
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0908:社会医学、看護学およびその関連分野
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

宗 皓  慶應義塾大学, 看護医療学部(信濃町), 助教 (80876970)

研究期間 (年度) 2020-09-11 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
キーワードAYA世代 / 小児看護 / 小児慢性特定疾病 / 社会生活支援 / グラウンデッド・セオリー・アプローチ / 小児慢性特定疾患
研究開始時の研究の概要

小児期に病気を発症しAYA(Adolescent and Young Adult)世代を迎えた患者は、疾患が要因となり社会生活の中で種々の困難を有する。しかし、どのような要因がどのように影響し困難を持つのか、具体的なプロセスは明らかでない。本研究での質的調査により、そのプロセスを患者の実際の思いや経験に基づき、帰納的に導出する。これは、小児期に病気を発症したAYA世代の患者への適切な支援のための理論的基盤となることを期待するものである。また、現行のAYA世代の支援プログラムはがん患者を対象としたものが多いため、本研究では疾患概念にとらわれない、AYA世代に対する支援プログラムの開発を行う。

研究成果の概要

小児期に病気を発症したAYA世代患者が社会生活で困難を有するプロセスを明らかとするために、グラウンデッド・セオリー・アプローチを用いて調査・分析をおこなった。AYA世代患者へのインタビュー調査により、4名の参加者からデータ収集を実施した。本研究では患者自身の経験に関するインタビューを中心にデータ収集をおこない、【捉え方の意識付け】という概念を中心とした、11の概念によって構成される現象を抽出した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の分析結果として抽出した【捉え方の意識付け】とその他の11の概念によって構成される現象について、AYA世代患者を支援する際の新たな知見として提示できるものであると考え、現在研究結果の投稿に向けた準備を進めている。
他にも、家族など、他者との関係性に関する価値観や考え方に関わる概念を複数抽出したが、今回の研究では患者自身の経験や認識に焦点を当てたため、他者からの認識や相互作用は十分に把握できなかった。今後の展望として、診療場面の観察を含めるなど、他者との関係性により焦点を当てた研究をおこなうことで、より統合した現象の構造を見出すことができると考える。

報告書

(3件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-09-29   更新日: 2023-01-30  

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