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骨粗鬆症簡易指標作成についての基礎的データー骨密度と皮膚・爪・関節の関連ー

研究課題

研究課題/領域番号 20K23212
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0908:社会医学、看護学およびその関連分野
研究機関山陽学園大学

研究代表者

田中 愛子  山陽学園大学, 看護学部, 助教 (40740650)

研究期間 (年度) 2020-09-11 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード骨密度 / 毛細血管 / 皮膚 / 関節 / 爪 / 比熱
研究開始時の研究の概要

高齢化とともに増加する骨粗鬆症や骨折の増加が社会的に問題となっており、骨粗鬆症の早期発見・早期予防は重要な課題である。医療機器を用いなければみずからの骨の状態を知ることは困難であるため、医療機器を用いず日常的に骨を意識することができれば骨粗鬆症検診の受診などの予防行動につながると考える。そのために、簡易的な骨粗鬆症の指標が必要である。
本研究では、骨密度に重要な毛細血管に影響される皮膚・関節・爪に着目し、それらが骨密度の程度を反映することができるか、骨粗鬆症を判断できるような指標となり得るかの根拠を得るために研究を行う。

研究実績の概要

【研究概要】高齢化とともに増加する骨粗鬆症や骨折の増加が社会的に問題となっており、骨粗鬆症の早期発見・早期予防は重要な課題である。現在は医療機器を用いなければ自らの骨の状態を知ることは困難であるため、日常的に骨を意識する手段があれば、骨粗鬆症検診の受診など、骨粗鬆症・脆弱性骨折の予防につながると考える。そのためには、骨粗鬆症の簡易的な指標が必要である。毛細血管は体の隅々まで行きわたっており、すべての細胞・臓器に栄養を運んでいる。毛細血管の障害によって、骨粗鬆症や関節の変形が起こることが明らかとなっている。また、毛細血管は肌や爪に対して表面的な変化に影響を及ぼすことも明らかとなってきている。これらより、毛細血管にダメージがあれば骨密度が低下し、その他の部位にも影響が表れている可能性が高い。また、骨密度が低下すると、減少した骨組織の代わりに脂肪組織・結合組織などが沈着することや骨密度は脂肪組織・結合組織などに比べ比熱が小さいことが明らかとなっている。以上より、皮膚・関節・爪の変化と比熱の差に着目し、これらが骨密度の指標になるかを検討することとした。
【研究目的】研究①:骨密度と皮膚・爪・関節の関連についての基礎的データを得る。研究②:骨密度と比熱の差についての基礎的データを得る。
【研究実施計画】 研究① 対象:18歳以上の男女、測定内容:①踵骨骨密度②毛細血管③皮膚の状態(乾燥の有無、シワ・シミの有無、むくみの有無、冷感の有無など)④爪の状態(爪の形、色、大きさ、縦溝・横溝の有無など)⑤関節の状態(肩関節、股関節、膝関節の関節可動域や疼痛・しびれの有無など) 研究② 対象:皮膚に異常がない成人、測定内容:①踵骨骨密度②脛骨内側面・内顆の温度③脛骨内側面・内顆の熱流
【研究の進捗状況】研究①:データ収集、分析中 研究②:論文投稿完了

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究②は論文投稿・受理されたが、研究①は分析途中である。

今後の研究の推進方策

分析をすすめ、論文を作成する。

報告書

(4件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Bone density estimation using tissue heat capacity2024

    • 著者名/発表者名
      Aiko Tanaka, Tetsuya Ogino
    • 雑誌名

      Clinical Anatomy

      巻: 37 号: 4 ページ: 466-471

    • DOI

      10.1002/ca.24153

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり

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公開日: 2020-09-29   更新日: 2024-12-25  

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