研究課題/領域番号 |
20K23226
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
川上 大志 愛媛大学, 医学部附属病院, 助教 (10771579)
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研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 費用対効果分析 / 心房細動 / 睡眠時無呼吸症候群 / QOL / カテーテルアブレーション / 費用対効果 / 心不全 / 閉塞性睡眠時無呼吸症候群 / スクリーニング / 循環器疾患 |
研究開始時の研究の概要 |
近年の心房細動(AF)治療は急速に発展しており、カテーテルアブレーションや新規抗凝固薬、左心耳閉鎖デバイスなど、治療の選択肢は大幅に広がった。しかしながら、それぞれの治療成績は一定ではないため、患者によって適切な治療法は異なっている。また、AFの新規治療は従来のものに比べて高額であるが、その費用に応じた効果については十分に検証されていない。そこで本研究では、本邦から報告されたAF治療に関する文献を体系的にレビューし、その結果を基にしてさまざまなAF患者を想定した費用対効果分析を行い、本邦における最も費用対効果の高いAF治療を模索する。
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研究成果の概要 |
社会の高齢化に伴い、本邦の心房細動(AF)患者は年々増加している。AFは心不全や「寝たきり」に繋がる脳梗塞の原因となるため、関連する医療費の増加は我が国の医療経済に深刻な影響を与えている。そこで本研究では、AF治療に関する文献を体系的にレビューし、その結果を基にしてさまざまなAF患者を想定した費用対効果分析を行い、本邦における最も費用対効果の高いAF治療を検証した。研究の結果、心房細動患者において、睡眠時無呼吸のスクリーニングおよび治療介入は、費用対効果に優れることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
心房細動治療において、睡眠時無呼吸症候群のスクリーニングおよび治療の重要性を明らかにした。心房細動患者において、睡眠時無呼吸症候群は再発リスクの一つである。積極的にスクリーニングを行い、適切な治療介入を行うことで、心房細動治療成績が向上し、最終的には費用対効果に優れた治療戦略となりうることを報告した。本邦の医療費抑制や医療の効率化に寄与する結果と考える。
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