研究課題/領域番号 |
20K23239
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 新潟医療福祉大学 |
研究代表者 |
和田 直子 新潟医療福祉大学, 看護学部, 准教授 (60646644)
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研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 子育て / 仕事 / 両立 / 女性 / 両立力 / 産業看護職 / 調整 / 調整力 / 両立支援 / 支援モデル |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、子育てと仕事の両立における新たな支援モデルを産業看護職の視点から提唱す る研究である。3段階で研究を行うが、本研究は第1段階に該当する。第1段階の研究目的は以下2つである。 ・子育てと仕事の両立において母親が発揮する調整力と影響要因を明らかにする。 ・就業する母親の産業看護職への期待と産業看護職による両立支援の実態を明らかにする
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、子育てと仕事を両立する上で必要となる力を定義した上で、女性の産業看護職に対する期待と実際の支援の現状を明らかにすることである。調査の結果、1)両立する上で必要となる力は9つの因子で説明ができる可能性がある、2)約9割の産業看護職が両立に関連する相談を受けており、内訳はプライベートや仕事に関する相談、制度に関する相談、健康に関する相談である、3)専門職に対する期待と産業看護職個人に対する期待の2つに大別できる、4)産業看護職は、個別の健康相談に加え、会社全体に対する情報発信、支援制度が有効に機能しているかの判断、同じ境遇の者同士を繋ぐための支援を行っていることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで両立支援の主流は、支援制度や支援体制を拡充することや両立に対する周囲の理解を促進することであった。本研究では、子育てと仕事を両立する上で女性に必要な力を明らかにすることができた。これにより女性の能力を育成する観点に基づいた新たな両立支援の在り方を提唱することが可能となる。
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