研究課題/領域番号 |
20K23253
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0909:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
加藤 丈博 京都大学, 医学研究科, 客員研究員 (70882348)
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研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | バランス能力 / 慣性センサ / 動的姿勢制御能力 / 動的バランス能力 / RFD / 足底屈筋力 / ステップ動作 / 動的バランス / 加齢変化 |
研究開始時の研究の概要 |
素早いステップ動作における動的バランス能力は高齢者の転倒リスク評価として注目されている。しかし、測定には三次元動作解析装置など大がかりな測定機器が必要であることが課題である。 本研究の目的は、慣性センサを用いた新たな動的バランス能力の評価指標を確立し、ステップ動作における動的バランス能力に影響を及ぼす関連因子を明らかにすることである。具体的には、健常若年者を対象として慣性センサを用いたステップ動作の動的バランス指標の信頼性と妥当性を検討し、健常高齢者のデータと比較することにより加齢変化および動的バランスに影響を与える運動学的・運動力学的要因、身体的要因について多面的に検証する。
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研究成果の概要 |
3軸加速度センサを内蔵した慣性センサを用いてバランス能力の評価が可能かどうかを検証した。若年者を対象とし、慣性センサを身体に取り付けた状態でバランス能力評価を行なった。その結果、慣性センサデータ測定には高い信頼性があること、バランス能力を示す指標と慣性センサデータとの間には中程度の相関があることが明らかになった。本研究の結果から、慣性センサを用いることで簡便にバランス能力を評価できることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、慣性センサを用いた新たなバランス能力の評価方法を開発した。この方法を用いることで、機器の整った研究室以外の場所でも安全・簡便にバランス能力の評価ができる可能性があることが明らかにされた。健常若年者だけでなく、高齢者や疾患を有する者にも適用できるため、新たな転倒リスク評価指標開発の一助となり得る。
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