研究課題/領域番号 |
20K23274
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0909:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
鳥取 伸彬 立命館大学, 総合科学技術研究機構, 研究員 (80875948)
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研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 身体活動量 / 座位行動 / 実行機能 / QOL / 媒介分析 / 子ども / well-being / 20mシャトルラン / 身体活動 / 3軸加速度計 / 学業成績 / 小学生 / 加速度計 / 認知機能 |
研究開始時の研究の概要 |
近年、児童において特定の運動が認知機能や学業成績を向上させることが明らかとなってきたが、運動に加えて生活活動を含む身体活動が実行機能・学業成績に及ぼす影響は一定の見解が得られていない。その理由として、身体活動と実行機能・学業成績の関係には体型や体力などの媒介因子が存在している点が挙げられる。そこで本研究では、児童を対象に身体活動量が実行機能・学業成績に及ぼす影響について、媒介要因を含めて包括的に検討する。実行機能・学業成績に対しての身体活動量の直接効果と間接効果が明らかとなることで、身体活動の意義について脳機能や学業成績の観点から掲示することが可能となる。
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研究成果の概要 |
近年、児童において特定の運動が実行機能や学業成績、QOLを向上させることが明らかとなってきたが、運動に加えて生活活動を含む身体活動量については一定の見解が得られていない。そこで、本研究は小学生児童における身体活動量が実行機能・学業成績、QOLに及ぼす影響について包括的に検討することを目的とした。その結果、男子の身体活動量は実行機能とメンタルヘルスに対して体力を媒介して関連していることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は身体活動量と健康関連指標との関係の解明を目指した。先行研究では、各関係性について個別に検討されてきた。一方、本研究は媒介分析を用いて、先行研究で明らかとなってきた部分的な結果をまとめる体系的な研究である。これにより身体活動量と実行機能、QOLの因果関係が明確となり、身体活動量の改善による貢献度を詳細に示すことが可能となる。さらに、本研究の成果によって、身体的健康だけでなく脳機能やメンタルヘルスなどの非身体的観点から新たな身体活動量の価値を掲示することが可能となる。
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