研究課題/領域番号 |
20K23280
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0909:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 国立研究開発法人国立国際医療研究センター |
研究代表者 |
山本 尚平 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, 臨床研究センター疫学・予防研究部, 上級研究員 (70875492)
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研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 慢性腎臓病 / 身体活動量 / 職域 / 運動疫学 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、J-ECOH研究に参加した企業から、2006年度に身体活動量(余暇、通勤時、仕事中)の調査ができた20-65歳の男女労働者を対象者として、2019年度までの毎年の健康診断データから慢性腎臓病の発症の有無を追跡し、各身体活動量と慢性腎臓病の発症率の関連性を明らかにする。
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研究成果の概要 |
日本人労働者集団において、余暇時間、仕事中、通勤時の身体活動量と慢性腎臓病(CKD)発症リスクとの関連を検討した。仕事中の身体活動が「座位中心」の人と比較すると、「立位や歩行中心」な人と「より活発」な人のCKD発症リスクは低かった。一方、余暇時間と通勤時の身体活動量はCKD発症との関連を認めなかった。本研究の結果から、座り仕事よりも、立ち仕事や歩き仕事に従事している人の方が腎臓病のリスクが低いことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
慢性腎臓病は日本人成人の8人に1人が罹患しており、新たな国民病として危惧されているが、仕事中の身体活動量が慢性腎臓病の予防に寄与する可能性が示唆された。スタンディングデスクの導入などによる仕事中の座位時間の短縮が腎機能低下の予防につながることが期待される
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