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放射光微小血管イメージングを用いた脳血管内皮機能に対する運動効果の統合的解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K23281
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0909:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
研究機関国立研究開発法人国立循環器病研究センター

研究代表者

前田 久  国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, リサーチフェロー (80883545)

研究期間 (年度) 2020-09-11 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード脳卒中 / 身体運動 / 脳血管イメージング / 脳動脈拡張機能 / 運動 / 高血圧 / 脳 / 血管機能 / 微小血管イメージング / 血管内皮機能 / 有酸素運動
研究開始時の研究の概要

脳卒中は, 運動不足や不適切な食習慣が原因となり, 脳血管に出血や閉塞が生じ, 運動障害や高次脳機能障害が生じる疾患である. 本研究では, 脳卒中発症予防に有効であると考えられる定期的な有酸素運動が, 脳血管内皮機能に与える影響やその分子的背景について検討するため, 脳微小血管イメージング・プレッシャーマイオグラフ・組織学的手法の3点を用いて, 脳血管拡張機能・血管内皮機能関連タンパク質・血管壁組成等を生体統合的に評価する.

研究成果の概要

定期的な日常的な身体運動は、脳卒中をはじめとした循環器病の発症を予防する事が知られている。本研究では、日常的な身体運動が脳血管拡張機能に与える影響について検討したものである。我々は、高血圧が完成する前の脳卒中易発性高血圧自然発症ラットに6週間の自発運動を実施させた後に、脳血管造影法、経頭蓋超音波エコー法を検討した。その結果、高血圧非依存的に自発運動が中大脳動脈拡張能を保持させる作用がある事を明らかにした。さらに放射光血管イメージングにより細かな脳血管像が得られる事が確認された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、日常的な身体運動が脳血管拡張機能に与える影響について検討するために、高血圧が完成する前の脳卒中易発性高血圧自然発症ラットSHRSP (4週齢)に6週間の自発運動を実施させた。その結果、運動を実施したSHRSPは、運動未実施群のSHRSPと比較して、脳卒中が多発しやすい中大脳動脈において、常二酸化炭素時および高二酸化炭素血症時の血管径が有意に高い値を示した。また、経頭蓋超音波エコー法によって評価した血管抵抗の指標も運動群では有意に低値を示した。しかし、体血圧に有意差は認められなかった。本研究は、高血圧非依存的に、身体運動が脳卒中発症を予防する機序の一部を明らかにできたと考える。

報告書

(3件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-09-29   更新日: 2023-01-30  

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