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ベイズ流モデル平均化を応用した新規ベイズ流用量探索法の研究開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K23318
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 1001:情報科学、情報工学およびその関連分野
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

佐藤 宏征  東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 助教 (70793595)

研究期間 (年度) 2020-09-11 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード用量探索デザイン / がん臨床試験 / 分子標的薬 / ベイズ統計学
研究開始時の研究の概要

がん分子標的薬は,用量の増加に伴って有効性が単調に増加しない可能性があるため,その非単調な用量-有効性関係を考慮して用量探索を行う必要がある.統計モデルを用いて用量-有効性関係を表現した用量探索法はいくつか提案されているが,開発初期に実施される用量探索試験では適切な統計モデルに関する情報は乏しく,症例数も限られている.本研究では,ベイズ流モデル平均化を応用し,小標本下で統計モデルの選択に関する不確実性を考慮できる新規ベイズ流用量探索法を開発する.

研究成果の概要

がん分子標的薬の第I相臨床試験において,用量有効性関係に統計モデルを仮定したモデルベースの用量探索法を用いる場合,限られた情報から適切な統計モデルを選択することが課題となっている.本研究では,統計モデル選択の不確実性という課題に対処するため,既存のモデルベースの用量探索法を拡張し,ベイズ流モデル平均化の枠組みを導入した新たなベイズ流用量探索法を開発した.がん分子標的薬の様々な用量有効性関係を仮定したコンピュータシミュレーション実験を実施した結果,拡張前の用量探索法と比較して,新たに開発した用量探索法は同等以上の性能を示し,モデル選択の不確実性に対して頑健であることが示された.

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年,個別化医療を実現するためにがん分子標的薬が活発に開発されているが,最適用量として特定された用量では薬剤の有効性が最大化されない可能性があるという報告がある.本研究では,統計モデルを利用した用量探索法におけるモデル選択の不確実性という課題に着目し,ベイズ統計学を利用した新しい臨床試験デザインを開発し,既存の用量探索法と比較して同等以上の性能を示した.この成果は,本邦のがん分子標的薬の開発に貢献するものであると考える.

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)

  • [学会発表] Model calibration approaches for model uncertainty of dose-efficacy relationship in phase I trials for monotherapy of molecularly targeted agents.2022

    • 著者名/発表者名
      Sato H, Sasaki M, Hirakawa A
    • 学会等名
      2022 WNAR/IMS/JR Annual Meeting
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 国際学会 / 招待講演

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公開日: 2020-09-29   更新日: 2024-01-30  

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