研究課題/領域番号 |
20K23352
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
1002:人間情報学、応用情報学およびその関連分野
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研究機関 | 東京工科大学 |
研究代表者 |
董 然 東京工科大学, コンピュータサイエンス学部, 助教 (80879891)
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研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 経験的モード分解 / ロボット / インタラクションデザイン / 序破急 / 伝統芸能 / 人形浄瑠璃 / モーションデザイン / ヒューマンロボットインタラクション / 深層学習 / モーション解析 / ロボット工学 / 人形浄瑠璃文楽 |
研究開始時の研究の概要 |
ユネスコ無形文化遺産「人形浄瑠璃文楽」は,3人の人形遣いが一体の人形を操作し,義太夫と三味線使いが義太夫節と呼ばれる音楽により物語を語り,三業一身で舞台を構成する.本研究では,「文楽カラクリ×文楽人形感情表現の匠×序破急メカニズム」の視点から,文楽の動きを周波数領域空間において分解し,抽出された特徴量をAIに学習させる.序破急という非決定論的日本伝統芸能メカニズムを,人工情動知能アシスタントと連動できるコミュニケーションロボットのインタラクションに応用する.
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研究成果の概要 |
人形浄瑠璃では,人形使いが世界で例を見ない操作方法を用い,その動きは世界で最も美しい感情表現動作と賞賛されている.これが実現できているのは,人形が義太夫節(義太夫と三味線)と呼ばれる日本独特な音楽形式に合わせて物語を演じるという伝統芸能技法を使っているからである.本研究はヒルベルト-ファン変換を用いてその技法に重要とされる序破急の視点から,周波数領域での感情表現解析手法を提案した.また,抽出された特徴量を用いて深層学習のトレーニングデータとするロボットモーション生成手法を開発した.さらに,本研究で開発した手法を融合分野にも応用し,異なる分野での非線形問題にも貢献できた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,初めて「音×動き×序破急メカニズム」の視点から,伝統芸能の動きを周波数領域空間で解析を行った.序破急という非決定論的日本伝統芸能メカニズムを用いることにより,人工情動知能アシスタントと連動できるコミュニケーションAIのインタラクション手法の確立に寄与できる.本研究が実施した伝統芸能からのロボット創造は,現在世界に注目されている日本文化や日本的感性のテクノロジーを世界へ発信できる学術研究として期待できると同時に,これまでのAIアシスタントの普及を妨げてきた,対人感覚の欠如を改善し,利用の広がりを飛躍的に進める可能性がある.
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