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ユーザに合わせた安心感を与える人-ロボット間の抱擁モデルの生成

研究課題

研究課題/領域番号 20K23358
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 1002:人間情報学、応用情報学およびその関連分野
研究機関株式会社国際電気通信基礎技術研究所

研究代表者

大西 裕也  株式会社国際電気通信基礎技術研究所, インタラクション科学研究所, 研究員 (70881043)

研究期間 (年度) 2020-09-11 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードソーシャルタッチインタラクション / ヒューマンロボットインタラクション / リモートタッチ
研究開始時の研究の概要

本研究では,ロボットによる抱擁動作でユーザに安心感を与えるシステムの確立を目指す.人同士での身体接触は,握手や肩などの一部の部位へのタッチ,抱擁などが挙げられる.本研究では,その中でもより多くの接触を伴う抱擁動作に着目し,ロボットと人との抱擁,ロボットを介した人同士の抱擁に切り分け,それぞれロボットのどのような抱擁動作がユーザに安心感を与えることができるのかを実験によって調査する.申請者は,研究期間内に
1.安心感を与える抱擁モデルの確立
2.ユーザの属性に合わせた個性的な抱擁モデルの生成
を段階的に遂行し,長期的な目標の実現に資することを目指す.

研究成果の概要

本研究では,人と抱擁ができるロボットMoffulyを使って,ロボットによる抱擁動作でユーザに安心感を与えるシステムの確立を行った.具体的には,抱擁しながらユーザの頭部を撫でる動作が安心感を与えることに有効であることが確認できた.また,成人のユーザは性別問わず様々な抱擁動作が受け入れられたが,就学前の児童は,頭部を撫でる動作や背中を抱きしめる動作が受け入れられることが確認できた.

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究成果は,3つの点で学術的意義がある.まず1つ目は,人-ロボット間の抱擁において頭を撫でる動作が有効であったこと.2つ目は,その抱擁動作は求められる状況が限定されていること.3つ目は,体験するユーザが成人と児童など異なる場合では,求められる抱擁動作が一致しないことである.これらの成果は,保育園や介護施設などで接触インタラクションを行うデバイスの開発をするための設計指針示した点で社会的意義がある.

報告書

(3件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022 2021

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] ユーザの状況に適した抱擁時の撫で・叩き動作の探索2022

    • 著者名/発表者名
      大西 裕也, 住岡 英信, 塩見 昌裕
    • 学会等名
      インタラクション2022
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [学会発表] Increasing Torso Contact: Comparing Human-Human Relationships and Situations2021

    • 著者名/発表者名
      Yuya Onishi, Hidenobu Sumioka, Masahiro Shiomi
    • 学会等名
      The Thirteenth International Conference on Social Robotics
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • 国際学会

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公開日: 2020-09-29   更新日: 2023-01-30  

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