研究課題/領域番号 |
20KK0112
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分27:化学工学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
境 慎司 大阪大学, 大学院基礎工学研究科, 教授 (20359938)
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研究分担者 |
小嶋 勝 大阪大学, 大学院基礎工学研究科, 准教授 (00533647)
中畑 雅樹 大阪大学, 大学院理学研究科, 助教 (40755641)
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研究期間 (年度) |
2020-10-27 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
18,850千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 4,350千円)
2023年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2022年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2021年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | バイオプリンティング / 組織工学 / 再生医療 / 3Dプリント / ゲル / バイオインク / 3Dプリンティング |
研究開始時の研究の概要 |
3Dプリンティングは、複雑な内部構造を持つ構造体の造形を可能とする。特に、インクに細胞を含ませて用いるバイオプリンティングは、現状はまだ不可能なものの、従来技術では造形できなかった機能的な組織や臓器の代替物の作製を実現する技術として期待されている。そして、その実現には、プリンタの進化とともにインクの進化が不可欠である。本研究では、フランスの研究グループと共同研究にて、インクの進化に不可欠な新たな生物活性物質を天然資源の中から見出し、それに必要な機能を付与することで、それらの材料からなるインクライブラリを構築することに取り組む。
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研究成果の概要 |
3Dプリンティングは、複雑な内部構造を持つ構造体の造形を可能とする。特に、インクに細胞を含ませて用いるバイオプリンティングは、従来技術では造形できなかった機能的な組織や臓器の代替物の作製を実現する技術として期待されている。そして、その実現には、プリンタの進化とともにインクの進化が不可欠である。本研究では、フランスの研究グループと共同研究にて、新たな生物活性物質を天然資源の中から見出し、それに必要な機能を付与し、あらたなインク材料を獲得することを目的として検討を行った。この検討の結果、ポリグルクロン酸をはじめとする複数の多糖を見出し、主要なものについては特許出願と学術論文の発表に至る成果を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
3Dプリンティングは、複雑な内部構造を持つ構造体の造形を可能とする。特に、インクに細胞を含ませて用いるバイオプリンティングは、現状はまだ不可能なものの、従来技術では造形できなかった機能的な組織や臓器の代替物の作製を実現する技術として期待されている。特に、社会的には、この技術の成熟は移植待機患者の命を救うこと、医療コストの削減や治療の質の向上にも寄与すると期待されている。本研究の成果として有望なインク材料を獲得できたことは、バイオプリンティングに重要な前進をもたらすものと期待される。
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