研究課題/領域番号 |
20KK0123
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分35:高分子、有機材料およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
家 裕隆 大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (80362622)
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研究分担者 |
横山 創一 大阪大学, 産業科学研究所, 助教 (40811211)
陣内 青萌 大阪大学, 産業科学研究所, 助教 (40861042)
安藤 直紀 大阪大学, 産業科学研究所, 助教 (80848979)
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研究期間 (年度) |
2020-10-27 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
18,720千円 (直接経費: 14,400千円、間接経費: 4,320千円)
2024年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 有機半導体 / 共役化合物 / 有機太陽電池 / 有機エレクトロニクス |
研究開始時の研究の概要 |
有機エレクトロニクスは、次世代デバイスの有望候補である。本研究では、有機エレクトロニクスの新展開に繋がる有機半導体材料をマックスプランク高分子研究所と共同で開発することを目的とする。具体的には、分子設計指針が確立途上の物理的性質に着目し、これらの機能を積極的に付与した新機軸の有機半導体材料を創出する。本研究を通じて、若手研究者間の人的交流を含めた国際共同研究を系統的かつ多面的に実施することで、最先端の学術的知見を得るのみならず、分野横断型の強固な国際的ネットワークを構築する。
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研究実績の概要 |
π共役分子を有機半導体材料に用いた有機エレクトロニクスは、次世代デバイスの有望候補である。本研究では、有機エレクトロニクスの新展開に繋がる有機半導体材料をマックスプランク高分子研究所(MPIP)の Blom 教授と共同で開発することを目的とする。とりわけ、高性能・高機能化に向けて重要であるにも関わらず、分子設計指針が確立途上の物理的性質に着目し、これらの機能を積極的に付与した新機軸の有機半導体材料を創出する。本研究では大阪大学産業科学研究所で材料合成を行い、研究代表者と研究分担者らがMPIPで薄膜・デバイス評価を行う。有機エレクトロニクスにおけるデバイス物理の世界的研究拠点であるMPIPにおいて、若手研究者間の人的交流を含めた国際共同研究を系統的かつ多面的に実施することで、最先端の学術的知見を得るのみならず、分野横断型の強固な国際的ネットワークを構築する。本年度は、励起子束縛エネルギーに着目した有機太陽電池材料の開発を行った。また、昨年度に引き続き電界発光素子への応用に向けた材料として、捻じれ構造を活かしてフロンテイア軌道レベルを精密に調節した共役ポリマーを開発を行った。さらに、MPIPで見出した材料のエネルギーレベル評価を阪大産研で行った。双極子モーメント、誘電率、近赤外吸収などのパラメーターに着目した材料開発も継続して行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
電界発光素子、有機太陽電池など、有機エレクトロニクスに向けた材料開発は順調に進捗しており、電界発光素子材料に関してのMPIPとの共同研究を実施しているため。
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今後の研究の推進方策 |
次年度以降も現状の方向性を維持することで研究を進展させる。新型コロナウイルスの影響でドイツ訪問を控える状況であったため、次年度以降、積極的に派遣を進めていく。
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