研究課題/領域番号 |
20KK0253
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分90:人間医工学およびその関連分野
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
松尾 政之 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 教授 (40377669)
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研究分担者 |
兵藤 文紀 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 教授 (10380693)
加藤 博基 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (70377670)
野田 佳史 岐阜大学, 医学部附属病院, 講師 (60643020)
川田 紘資 岐阜大学, 医学部附属病院, 准教授 (00585276)
河合 信行 岐阜大学, 医学部附属病院, 講師 (20724561)
田中 秀和 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (30509782)
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研究期間 (年度) |
2020-10-27 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
18,720千円 (直接経費: 14,400千円、間接経費: 4,320千円)
2023年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2022年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2021年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 放射線治療 / MRI / 超偏極 / 超偏極MRI / 酸素イメージング / 代謝イメージング / DNP / 酸素 / イメージング / 分子画像診断 / 代謝 |
研究開始時の研究の概要 |
米国国立癌研究所のMurali博士らは独自のパルス型電子スピン共鳴画像装置を開発し、腫瘍組織内に低酸素と常酸素の時間的循環の存在を世界で初めて証明し新たな診断・治療ターゲットを創出した。また超偏極技術を早期に導入し、癌特有のエネルギー代謝を高感度に可視化する計測技術・検出器・画像処理アルゴリズムの開発研究を進めている。本国際共同研究では若手研究者の派遣を通じ、酸素イメージング装置開発の推進・アルゴリズムの改良、超偏極技術における画像処理技術、計測ノウハウ習得、臨床応用へ向けたトランスレーショナルリサーチを加速し、癌診療において酸素・エネルギー代謝に基づく治療効果の早期診断法へ展開する。
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研究成果の概要 |
酸素・およびエネルギー代謝は生体の恒常性維持を司るとともに、様々な疾患や治療において鋭敏に変化するため、新たな病態画像診断のイメージングバイオマーカーとしての活用が期待されている。本研究では、米国国立癌研究所(NCI/NIH)のMurali博士らとの国際共同研究においてMRIの感度を10000倍以上増幅する溶解超偏極法を用いたがん代謝のイメージングおよび抗がん剤の早期薬効評価についての研究を推進し、ムラリグループらの造影剤プロトコルを応用し、膵がんモデルマウスにおける抗がん剤の効果についてMRIによる形態的な変化の前段階で検出できることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
放射線や抗がん剤によるがん治療の効果を評価するにはMRIやCTなどを用いた解剖学的評価が常用されている。本研究で開発した早期薬効評価技術により、従来の方法に比べ飛躍的に早期に治療効果を評価できる可能性があり、がん治療の選択肢の拡充やQOLの向上に貢献すると考えられる。
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