研究課題/領域番号 |
20KK0271
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
木村 周平 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (10512246)
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研究期間 (年度) |
2021 – 2023
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
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キーワード | 民族誌 / 災害対応 |
研究開始時の研究の概要 |
研究代表者は、公共人類学の立場から、地域社会の災害対応の長期的変容について、津波常習地と呼ばれる三陸地方での学際的フィールドワークを通じて明らかにするとともに、その知見の地域社会への還元を進めてきた。本研究の目的は、こうした特定のコンテクストにおける具体的な知見と経験を、災害に関わる多様なアクター(住民、民間組織、行政等)にとって活用可能なものにすることである。
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研究実績の概要 |
本研究課題ではイギリス・マンチェスター大学での滞在、そしてWatanabe Chika氏との共同研究が中心的な内容である。このため、2022年4月に渡航し、Watanabe氏と今後の研究について議論した。そしてWatanabe氏や彼女の共同研究者とともに、イギリス東岸部での海岸浸食地域を訪問し、コミュニティレベルでの対応について情報収集するとともに、Watanabe氏がペルーで進めてきた災害経験に対する語りの映像化およびゲーム化について共有し、意見交換を行った。11月には北欧緊急事態・災害研究学会に参加し、Watanabe氏と共同で、日本の防災NPOを事例に、「遊び」をキーワードに災害に取り組むことについての発表を行った。 このように学会等に参加し、新たな知見を得ながら、研究を進めた。滞在期間中に2つの論文、2つの書評を公するとともに、Watanabe氏との共著を含む3つのbook chapterを執筆した。そして2023年4月に渡航先から本務校に戻った後も、受け入れ研究者と継続的に連絡を取りながら成果の公開に向けて論文等の執筆を進めた。前年度の業績に加え、受け入れ研究者との共著で1つのbook chapterを執筆し、受け入れ研究者が中心となってイギリスのESRC(Economic and Social Research Council)の研究助成、および国内では科研費に応募した。またイギリスの人類学の学会誌Journal of the Royal Anthropological Instituteでの特集Dialoguesの編集作業を進めた(2024年5月にオンラインでpublishされた)。
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