研究課題/領域番号 |
21200050
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研究種目 |
新学術領域研究(研究課題提案型)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
プラズマ科学
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
梅田 隆行 名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 助教 (40432215)
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連携研究者 |
山崎 了 青山学院大学, 理工学部, 准教授 (40420509)
松清 修一 九州大学, 総合理工学研究院, 助教 (00380709)
天野 孝伸 名古屋大学, 理学研究科, 特任助教 (00514853)
杉山 徹 海洋開発研究機構, 研究員 (20399570)
齊藤 慎司 情報通信研究機構, 研究員 (60528165)
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研究協力者 |
山尾 雅博 名古屋大学, 工学研究科, 修士課程
木谷 佳隆 名古屋大学, 工学研究科, 修士課程
大平 豊 高エネルギー加速器研究機構, 研究員
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
27,040千円 (直接経費: 20,800千円、間接経費: 6,240千円)
2011年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2010年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
2009年度: 10,530千円 (直接経費: 8,100千円、間接経費: 2,430千円)
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キーワード | 宇宙線 / 宇宙・天体プラズマ / 超高層物理学 / 計算科学 / 次世代スーパーコンピュータ / プラズマ / 計算物理 |
研究概要 |
大規模な2次元全粒子シミュレーションにより、垂直衝撃波の非定常性について研究を行い、以下の成果を得た。衝撃波面におけるイオンの反射によってイオンと電子に相対速度が生じ、電子スケールの変形不安定性によって電磁ホイッスラー波動が励起する。このホイッスラー波動はリップルと呼ばれるイオンスケールの衝撃波面の変動と磁気的相互作用し、互いに強め合う。その結果、衝撃波面に入射する上流イオンと波面で反射するイオンが激しく散乱され、周期的かつコヒーレントなイオンの反射を抑制し、衝撃波の再形成が消滅する。以上により、垂直衝撃波の非定常性の1つである再形成の存在の有無が、電子スケールの微視的不安定性にコントロールされていることを明らかにし、電子-イオン-流体間のスケール間結合過程が存在することを示した。
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