研究課題/領域番号 |
21200068
|
研究種目 |
新学術領域研究(研究課題提案型)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
植物分子生物・生理学
応用分子細胞生物学
|
研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
賀屋 秀隆 東京理科大学, 理工学部, 助教 (80398825)
|
研究分担者 |
高橋 真哉 東京理科大学, 理工学部・ポスト, ドクトラル研究員 (80370419)
山中 拓哉 東京理科大学, 理工学部・ポスト, ドクトラル研究員 (00422501)
|
連携研究者 |
朽津 和幸 東京理科大学, 理工学部, 教授 (50211884)
来須 孝光 東京理科大学, 理工学部, プロジェクト研究員 (50422499)
|
研究協力者 |
木村 幸恵 東京理科大学, 理工学研究科・修士課程
河原崎 朋子 東京理科大学, 理工学研究科・修士課程
先崎 栄里子 東京理科大学, 理工学研究科・修士課程
路川 真貴 東京理科大学, 理工学研究科・修士課程
今井 亜耶 東京理科大学, 理工学研究科・修士課程
新堀 仁美 東京理科大学, 理工学研究科・修士課程
中島 諒 東京理科大学, 理工学研究科・修士課程
飯塚 文子 東京理科大学, 理工学研究科・修士課程
森 恭一郎 東京理科大学, 理工学部・学士課程
村上 祐樹 東京理科大学, 理工学部・学士課程
山本 裕太 東京理科大学, 理工学部・学士課程
|
研究期間 (年度) |
2009 – 2011
|
研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
|
配分額 *注記 |
30,940千円 (直接経費: 23,800千円、間接経費: 7,140千円)
2011年度: 10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
2010年度: 10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
2009年度: 10,920千円 (直接経費: 8,400千円、間接経費: 2,520千円)
|
キーワード | 活性酸素種 / シグナル伝達 / 植物 / シロイヌナズナ / 酵素 / カルシウムイオン / 分子生物学 / イネ / 植物分子機能 / 発生・分化制御 / Ca^<2+> / カルシウム |
研究概要 |
シグナル物質として機能すると考えられている活性酸素種(ROS:Reactive Oxygen Species)の生成を担うのは,NADPH oxidaseのRboh(respiratory burst oxidase homolog)である.このRbohに着目し,ROSの生成制御機構および,その生理学的意義の解明を目的に研究をおこない,下記の点について明らかにした. 【AtRbohA-J遺伝子の発現解析】 シロイヌナズナにある10個のAtRboh遺伝子について,RT-PCRやpromoter::GUSによる発現解析をおこなった.興味深いことに、8遺伝子が根で発現していることを明らかにした.このことは,AtRbohにより積極的に生成されたROSは,根において多彩な役割を担っていることを示唆するものである. 【AtRboh活性制御因子の同定】 AtRbohFの相互作用候補因子として得たsoybean gene fegulated by cold-2(SRC2)とCBL-interacting protein kinases(CIPK)について,共免疫沈降実験をおこない,植物細胞内においても相互作用していることを明らかにした.並行して,HEK293T細胞を用いた異種共発現解析をおこない,SRC2は活性促進因子,CIPKは活性抑制因子として機能していることを明らかにした. 【イネOsRbohBの活性化制御】 イネの感染防御応答に関与すると考えられているOsRbohBについて,HEK239T細胞を用いた異種発現解析をおこなった.OsRbohBも,AtRbohと同様に蛋白質リン酸化およびCa^<2+>により活性化されることを明らかにした.さらに,OsRbohBのN末端欠失変異体シリーズの解析をおこない,EF-handよりN末端側の領域もCa^<2+>による活性化に必須であることも明らかにした(Takahahi et al.,The Journal of Biochemistry,in press,2012).
|