研究課題/領域番号 |
21241016
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線・化学物質影響科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
三谷 啓志 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
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研究分担者 |
野田 朝男 (財)放射線影響研究所, 遺伝学部, 室長 (40294227)
石川 智子 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (70402922)
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研究期間 (年度) |
2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
20,410千円 (直接経費: 15,700千円、間接経費: 4,710千円)
2009年度: 20,410千円 (直接経費: 15,700千円、間接経費: 4,710千円)
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キーワード | 放射線 / 突然変異 / メダカ / マウス / 細胞死 |
研究概要 |
放射線によるDNA損傷に対しては、DNA修復機構と細胞周期チェックポイント制御機構、損傷をもつ細胞を安全に排除するためのアポトーシス機構が協調して働いている。これに関わる遺伝子機能の多く同定されているが、個体レベルでの突然変異生成の組織特異性や、栄養条件や環境条件により放射線誘発突然変異生成にどのような差が生じるかについては今後の課題である。本年度は、個体内の生細胞を最終的対象するための解析モデルを作製することを目的として、以下の成果をえた。 1)TetO-GFP/tetRシステム細胞モデルの作製 tetracyclin operatorをプロモーター内に持つCMV-tetO-GFPユニットとTet repressorを導入したマウスとメダカ培養細胞(random integration)を作製した。フローサイトメーターを用いた実験から細胞の自然突然変異率と放射線誘発性の突然変異について計算する手法を開発した。 2)ストレス応答を可視化するメダカ系統の作製 ストレス誘導のかかるp21遺伝子のゲノム配列を解析し、発現制御領域を同定した。このプロモーターで制御されるGFP遺伝子を導入した培養細胞株を樹立し、放射線での発現誘導を確認した。 3)遺伝子維持機構不全突然変異体メダカ系統の作製 8-oxoGを除去するDNAグリコシラーゼ遺伝子であるOGG1遺伝子をノックアウトしたメダカを作製した。 これらの成果は、本年度採択された基盤S研究で有効に活用される予定である。
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