研究課題/領域番号 |
21241054
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物分子科学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
上村 大輔 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (00022731)
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研究分担者 |
宮本 憲二 慶應義塾大学, 理工学部, 准教授 (60360111)
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研究期間 (年度) |
2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
20,280千円 (直接経費: 15,600千円、間接経費: 4,680千円)
2009年度: 20,280千円 (直接経費: 15,600千円、間接経費: 4,680千円)
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キーワード | 渦鞭毛藻 / 共生 / 生物活性物質 / 生物間コミュニケーション / 巨大炭素鎖有機分子 / 抗腫瘍生物質 |
研究概要 |
本研究では、海洋生物の共生現象に関わる機能未知の海洋生理活性物質の構造と生物機能の関わりについて解明を目指す。海洋生物の共生関係の主役を担っている生物は渦鞭毛藻(褐虫藻)である。渦鞭毛藻が宿主とする海洋無脊椎動物は造礁サンゴ・クラゲ・イソギンチャク・二枚貝など多岐にわたり、共生メカニズムの理解は微視的な生物間コミュニケーションを超えて、地球規模での環境維持の理解へと発展する可能性を秘めている。そこで、海洋生物と共生生物の生態に着目し、それらを採集・飼育することで研究に活用し、新たな微量活性物質の分離・構造決定・機能解明を実施することで、共生に関わる化学物質について総合的な理解を目指して研究を開始した。 その結果、新しい渦鞭毛藻数種がこれまでに報告のない5,000を超える分子量を有する分子を生産することを藻体抽出物の質量分析結果から確認した。最大のものは、分子量8,245であり大変興味深い。この分子を取得し、構造及び生物活性を明らかにすることができれば研究の展開に資すると考える。現在この株の大量培養を進めている。 また、古来知られていたにもかかわらず解明されていなかったウミケムシ由来コンプラニンのPKC活性化作用、クロイソカイメン由来ハリコニンCの抗腫瘍活性等に新たな価値を見出すことができた。
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