研究分担者 |
宮本 信也 筑波大学, 人間系, 教授 (60251005)
園山 繁樹 筑波大学, 人間系, 教授 (90226720)
長崎 勤 筑波大学, 人間系, 教授 (80172518)
柿澤 敏文 筑波大学, 人間系, 教授 (80211837)
大六 一志 筑波大学, 人間系, 准教授 (10251323)
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配分額 *注記 |
30,030千円 (直接経費: 23,100千円、間接経費: 6,930千円)
2012年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2011年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2010年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2009年度: 19,370千円 (直接経費: 14,900千円、間接経費: 4,470千円)
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研究概要 |
研究1 理論的背景の解明については,米国における統合保育,ならびに日本の障害児教育史における新しい研究の方向性を提案する中で,学業と行動に逸脱を示す子どもの情緒問題に関心をもった臨床家の全体像を把握し,彼らの研究における情緒の位置づけと情緒問題の改善・解決への動機を検討した。 研究2 情動と認知の発達に関する調査と臨床指導を通じた情動と認知との関連の解明については,幼稚園児を対象とした情動コントロールの発達に関する調査と要支援児への精査と介入を検討し,社会的ゲーム学習の発達の観察からルール理解と役割理解およびそれに伴う情動調整の発達を分析した。これらの検討に加え,好みのアセスメントを応用行動分析に基づく行動障害をもつ幼児・児童への介入に適用し,好みに基づく課題の設定,結果操作の効果について検討した。その成果は複数の論文投稿と学会発表に反映されている。 研究3 条件を厳密に統制した実験的な場での情動の認知との関連の解明については,ADHDや自閉症といった情動統制に困難のある発達障害にかかわる研究成果を概観するとともに,行動指標と事象関連電位等の生理指標の計測検討を中心に検討を行い,感情・情動評価の重要性を示唆できた。その成果は複数の論文投稿と学会発表に反映されている。 あわせて,学会発表における発表および招待講演においては,代表者および分担者が開発に関わった知能検査,認知検査の情動面を考慮した活用について成果発表を行い,本研究の意義を周知する機会が得られた。
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