研究課題/領域番号 |
21245005
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理化学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
濱口 宏夫 (浜口 宏夫) 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (00092297)
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研究分担者 |
岩田 耕一 学習院大学, 理学部, 教授 (90232678)
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研究協力者 |
岡島 元 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教 (20582654)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
49,660千円 (直接経費: 38,200千円、間接経費: 11,460千円)
2011年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2010年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2009年度: 37,960千円 (直接経費: 29,200千円、間接経費: 8,760千円)
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キーワード | イオン液体 / 格子振動 / ラマン分光 / 融解過程 / 液体構造 / 分子温度 / 局所温度 / 混合溶媒 / 不均一液体構造 / 顕微分光 |
研究概要 |
イオン液体の融解過程を観測することを目的として、新規の低振動数ラマン分光手法を開発した。温度の上昇、格子振動の消失、イオン内部の構造変化(回転異性化)などを同時かつ高速に計測することにより、融解を多面的に捉えることができる。実際、3つの新奇な現象、(1)融点以上の温度で存在する過渡的結晶状態、(2)融解に伴う内部回転異性化の遅れ、(3)選択的温度追跡によるアニオン・カチオンの熱的非平衡、を見出すことができた。特に(3)に関しては、イオン液体のみならず液体一般の構造の不均一性を議論する「分子温度」という新しい概念の創出につながるものと期待される。
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