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減数分裂特異的mRNAの選択的除去の分子機構

研究課題

研究課題/領域番号 21247029
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 細胞生物学
研究機関東京大学

研究代表者

山本 正幸  東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (40114706)

研究期間 (年度) 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
24,570千円 (直接経費: 18,900千円、間接経費: 5,670千円)
2009年度: 24,570千円 (直接経費: 18,900千円、間接経費: 5,670千円)
キーワード遺伝学 / 発生・分化 / 減数分裂 / 情報伝達 / RNA
研究概要

本研究では、分裂酵母を主要な対象とし、これまでの研究により減数分裂の新たな制御機構として明らかになった「選択的除去」と呼ぶところの、減数分裂のためのmRNAを体細胞周期において特異的に分解してしまう分子機構の解明を中心に、減数分裂制御の基本メカニズムを明らかにしようとした。先行研究において、選択的除去におけるmRNAの分解にexosomeの核特異的サブユニットが関わっていることを示唆するデータを得ていたが、今回、この核特異的サブユニットと、exosomeのコアサブユニットの一つについて、部位特異的変異導入を行い、それぞれの温度感受性変異株を作製した。得られた変異株細胞につき、制限温度における遺伝子発現を検討したところ、これらの細胞には野生型細胞では検出できないmei4やrec8などの減数分裂特異的mRNAの蓄積が観察された。とりわけ、核特異的サブユニットの変異株では、減数分裂特異的mRNAのうちのいくつかについて、正常に発現された場合のmRNAのサイズよりも長い転写物が作られていることが認められた。以上の結果は、体細胞分裂期の分裂酵母細胞で弱く転写を受けた減数分裂のためのmRNAは速やかにexosomeによって分解され、細胞から選択的に除去されることを示している。
本基盤研究(A)は、基盤研究(S)の採択に伴い開始から一ヶ月ほどで廃止するものであり、当該期間に上記の成果を論文・学会等に発表することはできていない。

報告書

(1件)
  • 2009 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考]

    • URL

      http://www.biochem.s.u-tokyo.ac.jp/yamamoto-lab/index.html

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書

URL: 

公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

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