研究課題/領域番号 |
21249064
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
笠井 清登 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80322056)
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連携研究者 |
加藤 忠史 独立行政法人理化学研究所, チームリーダー (30214381)
阿部 修 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (50302716)
垣内 千尋 独立行政法人理化学研究所, 客員研究員 (90342766)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
20,150千円 (直接経費: 15,500千円、間接経費: 4,650千円)
2011年度: 9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
2010年度: 10,920千円 (直接経費: 8,400千円、間接経費: 2,520千円)
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キーワード | 精神生理学 / 双生児 / 統合失調症 / 遺伝 / 環境 / 神経画像 |
研究概要 |
健常双生児や統合失調症患者を対象とした神経画像・ゲノムサンプルの収集を行い、これらの被験者に対し、マルチモダリティ神経画像を計測し、神経伝達物質関連遺伝子の中間表現型を同定した。具体的には、統合失調症におけるグルタミン酸神経伝達系の異常を反映するmismatch negativity(MMN)をMEGにて計測したところ、一卵性双生児の一致率が二卵性双生児の一致率より大きく、有意な遺伝性を有する傾向が示された。このMMNは、グルタミン酸神経伝達系関連遺伝子で統合失調症との関連が指摘されてきたGRM3多型との有意な関連を示した。このことから、MMNが統合失調症の中間表現型として有用であることが示唆された。さらに、統合失調症の前頭葉機能障害を反映する近赤外線スペクトロスコピー(NIRS)による語流暢性課題施行時のoxy-Hb濃度変化を計測したところ、遺伝性を示す領域が、左下前頭回付近に認められた。このことは、NIRSによる前頭前野機能計測が統合失調症の中間表現型として有用な指標であることを示唆している。
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