研究課題/領域番号 |
21300323
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学社会学・科学技術史
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
伊勢田 哲治 京都大学, 文学研究科, 准教授 (80324367)
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研究分担者 |
調 麻佐志 東京工業大学, 理工学研究科, 准教授 (00273061)
戸田山 和久 名古屋大学, 情報科学研究科, 教授 (90217513)
村上 祐子 東北大学, 理学研究科, 准教授 (80435502)
青木 滋之 会津大学, コンピュータ理工学部, 准教授 (50569069)
久保田 祐歌 愛知教育大学, 大学教育開発支援センター, 研究員 (70527655)
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連携研究者 |
楠見 孝 京都大学, 教育学研究科, 教授
菊池 聡 信州大学, 人文学部, 准教授
出口 康夫 京都大学, 文学研究科, 准教授
三浦 俊彦 和洋女子大学, 言語・文学系, 教授
元吉 忠寛 関西大学, 社会安全学部, 准教授
吉満 昭宏 琉球大学, 法文学部, 講師
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
2011年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2010年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2009年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | クリティカルシンキング / 応用哲学 / 科学技術社会論 |
研究概要 |
本研究課題の研究の成果としては、第一に、クリティカルシンキングと科学技術社会論それぞれの見直しと、理論的な拡充がある。抽象的な思考技術としてのクリティカルシンキングの具体化が本課題を通して進められ、また双方向コミュニケーションや疑似科学の問題をクリティカルシンキングの中に位置づけなおすためにメタCTという概念が導入された。科学技術社会論に対してもクリティカルシンキングの技法をどう位置づけるかという問題に解決を与える過程で、欠如モデルと双方向モデルを相対化し、適切に使い分けるための思考のプロセスが提示された。 もうひとつの成果は、科学技術社会論的なクリティカルシンキング、という、具体性と抽象性をバランスよく併せ持った教育フォーマットが作られたということである。具体的には、科学技術の関わる社会問題について両論併記しながら、その問題を読み解くために必要な科学技術社会論の知識とクリティカルシンキングの技法を提示し、実践的に学んでいくというユニットシステムの教育手法の開発を行った。二つを融合させたということは単に教育効率の問題ではない。本研究が提示したのは一見したところどう結びつけてよいかわからない二つの思考スタイルを統一的なものとして提示する教育フォーマットであり、そこにはどちらの領域にも還元されない独自の要素として、クリティカルシンキングそのものを批判的に反省するという教育手法がつけ加わっている。
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