研究課題/領域番号 |
21310056
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境技術・環境材料
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
筒井 俊雄 鹿児島大学, 理工学研究科, 教授 (60133097)
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研究分担者 |
伊地知 和也 鹿児島大学, 理工学研究科, 教授 (60041555)
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連携研究者 |
坂木 剛 産業技術総合研究所, 主任研究員 (80357087)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
19,110千円 (直接経費: 14,700千円、間接経費: 4,410千円)
2011年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2010年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2009年度: 13,780千円 (直接経費: 10,600千円、間接経費: 3,180千円)
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キーワード | 省資源技術 / 再生可能資源活用 / バイオマス / 化学原料 / バガス / 廃糖蜜 / ゼオライト / バイオリファイナリー / バイオファクトリー / 吸着分離 / 水熱反応 / 有機酸 |
研究概要 |
バイオマスの化学原料化プロセス技術を確立するため、廃糖蜜やバガスを原料として、前処理工程の水熱反応とその生成物をゼオライト触媒で改質する工程の触媒反応に関する研究を行った。バイオマスの前処理として、水のみおよび酸を加えた条件でバガスや廃糖蜜の水熱反応を行い、最適な反応条件、生成物収率、酸の影響などを明らかにした。また、前処理工程で得られる含酸素化合物によって、次の触媒反応工程における最終生成物の種類や収率が受ける影響について検討した。その結果、水熱処理においてレブリン酸まで分解するとBTX収率が最大となるが、5-ヒドロキシメチルフルフラールやグリコールアルデヒドなどでは単環芳香族とナフタレン環芳香族が得られ、単糖類だとナフタレン環芳香族とコークの生成が増大することがわかった。BTX収率の増大やコークの抑制にはゼオライトの細孔内への原料分子の拡散が重要であり、非定常反応操作などが有効であることを示した。
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