配分額 *注記 |
16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
2011年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2010年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2009年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
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研究概要 |
近年,燃料電池等に使われるフッ素系イオン交換膜(電解質膜)の需要が増えている。その一方でこれらの原料である天然資源(蛍石,フッ化カルシウムの鉱物)は特定国に偏在し,世界的な需要の増大と産出国の貿易統制により入手が困難な状況となっている。このため廃棄物からフッ素成分を回収し,循環利用することが望まれている。そこで本研究では代表的なイオン交換膜であるペルフルオロスルホン酸膜について,焼却によらず穏和な条件でフッ化物イオンまで分解・無機化する反応システムの開発を目指した。種々の金属を還元剤とした熱水(亜臨界水)反応を実施した結果,ペルフルオロスルホン酸膜は,鉄粉を還元剤として用いるとフッ化物イオンまで最も効果的に分解できることを明らかにした。
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