研究課題/領域番号 |
21320042
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
芸術学・芸術史・芸術一般
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
林 道郎 上智大学, 国際教養学部, 教授 (40318621)
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研究分担者 |
米倉 迪夫 (米倉 迫夫) 上智大学, 国際教養学部, 教授 (70099927)
小林 宏光 上智大学, 国際教養学部, 教授 (40195805)
平澤 キャロライン (平澤 Caroline / ヒラサワ キャロライン) 上智大学, 国際教養学部, 准教授 (10535454)
松原 典子 上智大学, 外国語学部, 准教授 (10338428)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)
2011年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2010年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2009年度: 9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
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キーワード | 比較美術史 / 観衆 / 受容美学 / 絵解き / 鑑賞体験 / 受容論 / 場 / パフォーマティヴィティ / 媒介 / シュルレアリスム / 仏教絵画 / アンフォルム / 媒介者 |
研究概要 |
西洋、日本、中国美術史の専門家を各国から招き、12回のワークショップと1度のシンポジウムを開催し、観衆論的な視座からの比較研究を進めた。イメージの提示-伝播-受容において「観衆」はどのように見出され、形成され、また応答するのか、その事例を広く検証することで、多くの基礎的な方法論的課題を確認することができた。たとえば、個人なのか集団なのか、どのような「場」(儀礼、祭礼、鑑賞…)との相互作用があるのか、仲介者(作家本人、絵解き者、美術史家など)がどのような役割を果たすのか、複製(写真複製や再制作の問題)はどのように機能するのか、というような問題群が、「観衆」という中心問題の周囲に、その歴史的変遷とともに一体のものとして可視化されてきた。そのように見出された問題群とそれに関する知見は、各分担者の個別発表の中に還元され、さらに今後発表される著作の中にも反映されていく予定である。また、本研究によって培われた国際的なネットワークも、今後の研究の進展にとって貴重な土台を形成することに寄与したことを付言しておきたい。
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