研究課題/領域番号 |
21320146
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
考古学
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
山田 昌久 首都大学東京, 人文科学研究科, 教授 (70210482)
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研究分担者 |
山岡 拓也 首都大学東京, 大学院・人文科学研究科, 助教 (30514608)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
14,430千円 (直接経費: 11,100千円、間接経費: 3,330千円)
2012年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2011年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2010年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2009年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
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キーワード | 伐採技術 / 掘削技術 / 切削技術 / 狩猟技術 / 実験考古学 / 資源利用量 / 遡源生産量 / 環境交渉力 / 集落森林 / 定住化基礎技術 / 技術効力 / 資源交渉力 / 石器鉄器比較 / 水利用 / 石器衝突圧応力 / 器具効力の数値比較 / 器具効力の精度比較 / 水利施設 / 狩猟具の衝突 / 食糧管理技術 / 編組製品製作技術 / 土木技術 / 集落森林(里山) / 石槍 / 石斧 / 掘削具 / 丸木弓 / 刈り払い具 |
研究概要 |
考古学の研究は、過去の物質資料を観察研究することを基礎として成立している。しかしそこでは、技術を「機能」「用途」として捉えること、その器具や装置の数量を捉えること、その器具や装置の時間別空間別整理をすること、はできても、効力・効果を時間や精度で測ること、資源交渉量をボリュームで測ることは困難である。本研究は、実験考古学という手法により、技術力を数値で提示することと資源利用量や資源の生産量を数値で提示することを目的とした。過去の人類集団が、資源の入手法でのみ整理されるのではなく、それぞれの技術力や交渉資源量をもとに整理されることで、考古学の先史・原始時代研究は個別社会の特性を分離・統合する基準を保有することが可能となる。本研究では、(1)各種土質地の掘削力、各種草本の切削力・各種木本の切削力などを器具や装置ごとに示すことに成功した。(2)狩猟具の衝突圧や精度の数値化・石器・鉄器の形状特性の判断に成功した。(3)水利施設の設置・利用実験により先史・原始期の各種水利構想の特徴を示すことに成功した。
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