研究課題/領域番号 |
21330018
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
刑事法学
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研究機関 | 成城大学 (2011) 明治学院大学 (2009-2010) |
研究代表者 |
山本 輝之 成城大学, 法学部, 教授 (00182634)
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研究分担者 |
中谷 陽二 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (30164221)
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連携研究者 |
町野 朔 上智大学, 生命倫理研究所, 教授 (60053691)
五十嵐 禎人 千葉大学, 社会精神保健教育研究センター, 教授 (40332374)
林 美月子 立教大学, 大学院・法務研究科, 教授
安田 拓人 京都大学, 大学院・法学研究科, 教授 (10293333)
島田 聡一郎 上智大学, 法学部, 教授 (90282540)
小西 聖子 武蔵野大学, 人間関係学部, 教授 (30251557)
柑本 美和 東海大学, 大学院・実務法学研究科, 准教授 (30365689)
川本 哲郎 京都産業大学, 大学院・法務研究科, 教授 (60224862)
城下 裕二 北海道大学, 大学院・法学研究科, 教授 (90226332)
丸山 雅夫 南山大学, 大学院・法務研究科, 教授 (50140538)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
12,870千円 (直接経費: 9,900千円、間接経費: 2,970千円)
2011年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2010年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2009年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
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キーワード | 人格障害者 / 刑事責任論 / 地域における精神医療 / 心神喪失者等医療観察法 / 性犯罪者 / 犯罪を行った精神障害者 / 犯罪者処遇論 / 薬物中毒者 / 刑事責任能力 / 薬物中毒犯罪者 |
研究概要 |
1.責任能力の概念(心神喪失・心神耗弱)は、医療観察法による処遇の要件とされている。責任能力概念については古くから、可知論・不可知論の対立があったが、これは責任能力の法的判断と理論上は直結するものではないことは、現在の法的議論の出発点となっている。 2.医療観察法における医療は、(1)対象行為の罪種、(2)対象者の行為時の責任能力、(3)医療観察法の医療の要件(疾病性、治療反応性、社会復帰阻害要因)によって限定されている。人格障害者、知的障害者、発達障害者、薬物中毒犯罪者などは、(3)の「治療反応性」を欠如するとして、法の対象から外される傾向にある。このため、このような精神障害者は、精神医療へのアクセスが十分保障ないという結果がもたらされている。この点はなお検討の必要がある。
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