研究課題/領域番号 |
21330045
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
理論経済学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
柴田 章久 京都大学, 経済研究所, 教授 (00216003)
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研究分担者 |
堀 敬一 (掘 敬一) 立命館大学, 経済学部, 教授 (50273561)
浅野 貴央 岡山大学, 社会文化科学研究科, 准教授 (40423157)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
2011年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2010年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2009年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 金融市場の不完全性 / 経済の不安定性 / ナイト的不確実性 / 投資 / リアル・オプション / 景気循環 / 公共投資 / 所得分配 / 世代重複モデル / 不確実性 / マクロ経済 / 金融市場 |
研究概要 |
本研究プロジェクトの成果は以下の4点にまとめることができる。 (1)金融市場の不完全性を導入したマクロモデルを構築することにより、金融市場の発展が経済の不安定を高める可能性を持つことを理論的に明らかにした。 (2)パネルデータを用いた実証分析により、90年代半ばまでは,製造業・非製造業の双方おいて銀行借入や社債・企業間信用などの資金調達手段は,流動性資産保有と強い代替関係にあったが、90年代後半にはそうした代替関係が弱まったことを見出した。 (3)ナイト的不確実性を導入することにより、経済における不確実性の存在は様々な投資行動に大きな影響を与えることを示した。また、その影響の方向は、不確実性が何についてのものであるかによって大きく異なりえることを理論的に明らかにした。 (4)金融市場の不完全性の存在は、バブルが生じる可能性を大きく高めると同時に、バブルの発生を通じて経済を不安定にする可能性を持つことを理論的に明らかにした。
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