研究課題/領域番号 |
21340064
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
住吉 孝行 首都大学東京, 大学院・理工学研究科, 教授 (30154628)
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研究分担者 |
門叶 冬樹 山形大学, 理学部, 准教授 (80323161)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
18,330千円 (直接経費: 14,100千円、間接経費: 4,230千円)
2011年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2010年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2009年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
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キーワード | 素粒子実験 / 光検出器 / ガス増幅 / MPGD / GEM |
研究概要 |
GEMやMicromegasなどのMicro Pattern Gas Detector(MPGD)と呼ばれる装置を組み合わせて、光電効果で得られた電子をガス増幅させて光信号を電気信号に変換する、ガス増幅型の光電子増倍管の開発を行った。本開発研究で大きな問題となったのが、ion-feedbackと呼ばれるもので、ガス増幅過程で発生したイオンが電場に導かれて光電面に当たり、新たな電子を作ったり光電面そのものを劣化させる現象である。このion-feedbackを効率よく抑制し、高い増幅率と安定したoperationを目指して研究を進めた。最終的にMicromegasを多段組み合わせて使用することで、105近いゲインと10-3のion-feedback抑制が実現できた。実用化にはあと1桁のion-feedback抑制が望まれるが、ほぼ実用化に近いガス増幅型の光電子増倍管が完成した。
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