配分額 *注記 |
13,390千円 (直接経費: 10,300千円、間接経費: 3,090千円)
2011年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2010年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2009年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
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研究概要 |
骨組織の再生治療に用いる細胞培養のための多孔体(scaffold)として強化構造を導入したポリL乳酸PLLA系scaffoldを開発した. 2種類のシェル構造(緻密体と多孔体)とビーム構造を強化材とし多孔質コア部と組み合わせることで,圧縮弾性率や強度等の力学特性を大幅に向上することに成功した.さらに,骨再生能に優れるハイドロキシアパタイトや.-TCP等の生体活性リン酸カルシウム系セラミックス微粒子をPLLAに分散させることで,細胞増殖能やALP活性および力学特性が大幅に向上することを見出した. PLLA系scaffoldより力学特性は劣るが,より生体適合性に優れる生体ポリマーのコラーゲンを基材としたscaffoldと.-TCPを複合化したscaffoldを開発し,間葉系幹細胞とのハイブリッド化による人工骨組織形成実験を行ったところ,複合化による細胞増殖能,骨芽細胞への分化能,力学特性の向上等を達成することができた.また,細胞培養中に圧縮力学刺激を加えることで,細胞増殖能やALP活性等をさらに向上させることが可能であることを明らかにした.
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